In article <el6jlt$a7l$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp> kodera_m@cool.odn.ne.jp writes:
>さらに先日の阪堺のスレッドで、南海時代の鉄軌連絡扱いの中で
>出てたと思いますけど、住吉のところも西側の住吉公園に近い南
>海本線駅が住吉大社に改称していて、東側の大社に近い阪堺・上
>町線の方が住吉公園で残っている。もっとも阪堺の方には阪堺線
>に住吉鳥居前と更に近い(まんまえな)電停が有るから...
>
>#東から、住吉大社そのもの〜「住吉鳥居前」「住吉公園」「住
>#吉大社」〜住吉公園そのもの という入れ子状況。南海グルー
>#プがあまのじゃくな訳じゃないですよね(^^;

「住吉大社」への改称が運賃体系の分離に伴うことは元のスレッドでも述べましたが、
更に言えば、これは、その1年半後の軌道線子会社化の準備なんですよね。
となると、「住吉大社」という命名は南海電鉄全体の中での合理性ではなく、
鉄道線だけ(子会社化せずに残す部分だけ)を見たときの
合理性に基づいているということなんでしょうね。
鉄道線だけで見れば、確かに住吉大社の最寄り駅です。

ちなみに、軌道線ではなく鉄道線の方を改称した理由は、
・行先表示にも使われる「終点」の駅名を改称すると混乱が大きい
・軌道線には住吉大社近辺に駅が沢山あるので、
 「住吉公園」に代わり得る適当な命名が無い
といったあたりなんでしょうね。

>「住吉」ズバリが鉄道線ではなく、阪堺2線の交差部に付いている
>のも面白い。
まあ、これは「先に名乗った方が勝ち」というパターンですよね。
軌道線だけの都合から言えば、全体のハブに相当する乗換駅が
「代表性の高い命名」になっているのは、極めて合理的です。

                                戸田 孝@滋賀県立琵琶湖博物館
                                 toda@lbm.go.jp