> どんぶりどころか、ザルで水を勘定しているような…

 徴税効率と言うのを考えるとやっぱりお金のある人から取ったほうら楽です。
 150万の税金を一律10%で年収から徴収すると、単純計算すると、年収2000万の人ひ
とりから1回で150万くらい回収できるでしょ。でも年収300万の人からだと5人から
集めないと。
 もちろん高所得層ほど人数が減っていくから、こういう計算って実はあまり意味の
ないのはわかるんですが(多くの人が所属する年収層から徴税したほうがたくさん取
れますもの)。
 でも低所得層の持つ1万円の価値と、高所得層の持つ1万円の価値は、感覚が100
倍くらいずれていると時々思うのです〜。

 確かに低所得層ほど税率が安かったり、いろいろな手当がついたりするんのは知っ
てます。ですが、同じように同じ額をさまざまに出費した後手元に残る額を考える
と、やはり高所得層のほうが有利だなぁと感じます。もちろん金もってるから当然な
んですが。

 でも正直、子供を幼稚園や保育所に通わせている人の話を聞くと、悲しくなってき
ます。自営業だってピンキリだと言うのはわかっています。それでも、親がベンツや
ジャガーを乗りまわして会社がうまくいっているところですら、通園費がサラリーマ
ンの半額以下だと聞くと。
 低所得層は税率は安くさまざまな手当で保護されていても、手当の分が別の形でと
られている気がしてならないです。

> で、進学・学力に関して格差が出るのは、「親が裕福なほど子供の教育に投資で
> きるから」って理由がまことしやかに言われていますが、あたしゃそうじゃない
> と思っています。

 そうでもないみたいです。生活保護世帯から子供を大学に行かせたいと親が願って
も、行政が「そうするなら手当てを返してもらわないと」と言うようです。しょうが
ないから進学をあきらめさせ、高校を卒業したところで高卒の就職率が(ようやく回
復してきたとはいえ)まだまだ低い現在、必ずしも就職できるとは限らず、結局フ
リーターの悪循環にはまってしまいそうな。

 で、奨学金を、と願っても奨学金制度自体が崩壊寸前で借りられるかどうかもわか
らないと。
 もちろんここから努力することはいくらでもできるので、その人次第なのでしょう
が……。

# 保坂正康の医学部に関する本を読んだんですが、医学部の寄付金を見ると
# ビンボー人は医者になるなと言われているような気になりました……。

 今は高学歴でも低収入って人はめずらしくないから(そういう家庭の中にも子供の
進学・教育に強い関心を寄せている人も多いだろうから)、同じように高等教育機関
への進学を希望しても、やはり親が教育費を潤沢にかけられる家庭とそうでない家庭
で格差が出てしまうのは十分ありえると思います。
 もちろん、教育に価値をおいていない家庭が子供の教育(費用)に無関心というのは
おっしゃるとおり当たり前だと思います。

 だから、いわゆる政府が平均例として出している家庭のケースより低い年収世帯
で、高等教育に関心がある家庭だと十分因果関係はあると思います。


"IIJIMA Hiromitsu" <delmonta@ht.sakura.ne.jp> wrote in message
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