>>>>> In <ci8ulr$ljq$1@swallow.comp.metro-u.ac.jp> 
>>>>>    "iizuka" <iizuka@comp.metro-u> wrote:

> "Yoshitaka Ikeda" <ikeda@4bn.ne.jp> wrote in message
> news:ci8kbg$l$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp...
> > iizukaさんの<ci5pbb$g0u$1@swallow.comp.metro-u.ac.jp>から
> > > 本物かどうかって、防衛庁防衛研究所の戦史資料室に保存されてる
> > >んだから本物でしょうが。
> > > もし偽書を所蔵してるなら、そりゃ防衛庁の責任。
> > > 疑うなら閲覧室で現物閲覧できますから、行ってきなさいよ。
> > > 記述の中身の内容の検証も、今まで何冊も研究書が出てますね。
> >
> > 防衛研究所は、偽書をも所蔵しているのではないですか?

iizuka>  偽書の保管なんて聞いたこと無いですね。

  戦闘詳報は、軍に報告するために現地部隊(連隊や大隊)が記録した公文書で
すよね。くわしいことは知りませんが、そのような公文書であれば、現地部隊
のしかるべき担当者から軍中央のしかるべき担当者へと、しかるべきルートで
提出されていたのだと思われます。

  また、まともな内容の戦闘詳報を作成するには、現場にいて、しかも、その
部隊(連隊や大隊)レベルでの作戦・運用も知っていなければ無理でしょう。参
戦者や専門家(等の詳しい人)に偽書だと見破られない偽書を作成するのは、前
文の条件をみたす人でもなければ、なかなかむずかしいでしょうね。

  そのような資料を防衛庁は受けついでいるわけだから、にせものの戦闘詳報
がまぎれこんでいて、しかも、その偽書である戦闘詳報が、(具体的な根拠を
もって)にせものではないかと専門家に指摘されたこともなく、かつ、論文や
書籍に(何らかの主張の論拠として)引用されている、ということの可能性は低
い、というのが常識的な判断だと思います。
  (内部犯行なら、本物とのすりかえも不可能ではないですが。)

iizuka>  まぁ、そこまで疑うなら、公開された資料は研究所として保証した
iizuka> と判断すればいいんじゃないでしょうか。

  たしかに、ある戦闘詳報が偽書である可能性は0ではないでしょう。
  戦闘詳報さえ資料として採用しないという厳格な立場を取られるのは結構な
のですが、そのような厳格な立場は、どのような場合でも(御自分の主張の根
拠を吟味する場合でも)つらぬいてほしいものです。(そのような厳格な立場を
取る方には。)
  御都合主義のようにみえるのであれば、単なる難癖にしか見えません。
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兼松真哉