青龍です。

"Shiro" <h9shiro@tky2.3web.ne.jp> wrote in message news:chql03$h3h$1@usj.3web.ne.jp...
> > やっぱり池田さんは、南京大虐殺についての基本的な知識すら
> >ないんじゃないですか?
> > 前にも書いたように、議論の土台となっている資料のほとんどは、
> >日本や第三国の人間によるものです。中国側の証言を集めた資料も
> >たくさんあるけど、池田さんみたいな人がそれらを全て捏造扱いする
> >から、現時点ではそういう言いがかりの付けにくい、日本側や第三国
> >の資料を中心に議論がなされているのです。
> > このように、資料を限定しても、虐殺を認める資料は大量に出てき
> >ています。日本軍の戦闘詳報や、従軍した兵士の陣中日誌だけでも、
> >1万人以上の捕虜殺害が認定出来ます(中には助命を約束して降伏
> >させた中国側の兵士を処刑したとする戦闘詳報も存在するのです)。
> > こういった、事実を無視して、虐殺はなかったと主張しているような
> >人間に調査をさせたところで無意味です。
> 
>  理由はどうであれ現場検証を拒否するのは、現場検証されると不都合だと考
> えているからだ、と受け取られます。

 受け取られるというより、そう受け取りたいのでしょう?
 実際、現地での調査というのが、遺骨などを発掘することを指すのであれば、
無人の荒野でやるのでもない限り、現在その土地を利用している人間の協力が
必要なわけです。これ自体かなりの労力を要するものですから、その調査をやる
といっている者が現在の研究成果の基礎すら解っていないような人間の場合、そ
れにいちいち協力するのは時間の無駄です。

# 例えば、今アメリカの極右団体が「広島の原爆投下による犠牲者はほんの数人
だった」と主張して、日本に現地調査を要求してきたら、その調査に多大な労力が
かかるのに、日本はそれを受け入れますか?

>  無かったと主張する人が現場検証の結果を発表して、その発表内容がいい加
> 減なら無かったと言う主張が信頼されなくります。
>  在ったと主張する人が現場検証を拒否すれば、在ったと言う主張が信頼され
> なくります。
>  これは法治国家の人間として当たり前の感覚だと思います。

 虐殺の証拠が中国側の資料だけならそうなるかもしれませんね。
 でも、現実には、議論の対象となっている日本側や第三国の人間
の資料で虐殺の存在はかなり明らかになっています。そういった、
調査しなくても明らかになっている事実にすらまともに反論できずに
否定論を振りかざしている連中が、調査が拒否されたことを理由に
虐殺がなかったと主張しても、相手にされないでしょう。

# これで納得できないなら、せめて日本側の戦闘詳報が示唆する
 虐殺がなかったという根拠を示してください。

> > じゃあ、中国で一体どんな調査をしようっていうんです?
> > 現地で遺体の発掘調査をしても、池田さんの主張なら、それが日本軍が
> >殺した証拠がないという理由で、虐殺の証拠にならないのでしょう?
> > 現地で被害者の証言を集めるにしても、池田さんみたいな人にかかれば、
> >日本に不利な証言は、捏造で片づけられるのがオチでしょう。
> > 池田さんが調査をさせろというのであれば、具体的にどのような調査をす
> >べきなのか、簡単でもいいから説明してください。
> 
>  調査内容を事前に公表すると証拠隠滅される可能性があるので、公表しない
> 方が良いでしょう。

 公表しないのではなくて、公表できないのでしょう?
 そりゃ、自分で調査自体の有効性を否定してしまえば、どんな調査をやるべきか
を説明できないのは当然です。

# 実際、中国側としても、調査内容も判らずに調査を受け入れろと
 要求されてもこまるでしょう。