Re: 天候デリバティブ、キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
しかし、Joe Keenさん(Naoya Kinjoさんw)、えらい天候デリバティブに
ご執心ですね。(^^)
そういえば、昨年の今ごろ”米相場を復活させては?”という記事を
投稿しましたが数日前、読売新聞に”コメ先物市場復活へ”って記事
が載ってました。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20040812mh04.htm
1740年、大阪の堂島に始まった世界最古の公設先物市場は
戦前の統制経済の中、1940年以降廃止されて現在までその
統制経済化の制度が続いていますが、世界的に見てもこれは
異常なことであって、一般に生産過剰な現物に対しては市場原理
を働かせて適正な価格で消費者に供給するべきだと考えます。
無理やり高いコメを買わされてその高いコメのために多額の補助金
を出している現状をいつまで続けられるんでしょうか?国の財政が
逼迫しているなかいつまでも補助金農政を続けることはできないでしょう。
農業株式会社も解禁されたようでより近代的な農業経営が期待されます。
"Joe Keen" <mgpot@hotmail.com> wrote in message news:41195799.951%mgpot@hotmail.com...
> Quoted from <05F5b.206$bL1.148@news1.dion.ne.jp>
> Dated approximately Thu, 4 Sep 2003 19:58:45 +0900
> Posted by "yam" <h_yam@h8.dion.ne.jp>
> > 投機的市場の派生商品で、利益が出る、もしくは
> > 本業の変動を吸収しようとしたら、ちょっとや
> > そっとの投資では済まないでしょう。
> > また、当然の事ですが、証券会社も利益を出さなきゃ
> > ならんわけですから、投資家からみたロスが大きい。
> > 結局「投機で上がる利益は本業の損失の穴埋めには
> > 及ばない&本業で利益が出たときは、投機で大損」に
> > なりかねないわけ、でへたすりゃ「天気見ながら凶作
> > を願う」というまことに本末転倒な事になるのがオチ。
>
> 天候デリバティブは先物ではなくオプションです。ですから、権利
> 行使の判断は天候デリバティブを買った人間のするところとなりま
> す。また、ヘッジを目的としたオプション利用は投機ではありませ
> ん。
オプションはその性格から早く買えば買うほどプレミアムが高くつきます。
時間経過によるプレミアムの減少分を考えると一般農家にとってあまりに
高い”保険料”になってしまう可能性もあります。
> ということで、本業で利益が出た場合に、オプションで大損するこ
> とはありません。オプション購入で最初に支払った以上の損失が出
> ることはないのです。
その最初に払う”保険料”がどれほどのものになるのか考える必要は
あるでしょう。農業による収益を食ってしまうほどの”保険料”では
そもそも意味がありません。
現実的には農家が直接市場でオプションを売買することは少ない
のではないでしょうか?恐らくその市場を利用した派生証券として
各種保険会社や農協あたりが農家向けの保険を開発して売ると
いった形に落ち着くんじゃないかと予想します。
> 天候不順の場合にオプションを行使してもらえる金額を計算し、オ
> プションをどれくらい購入するのか、というところがある程度の技
> 能を要する作業になります。また、オプションの価格設定は、今後、
> 市場によって調整されていくでしょう。
天候という物理的な実体と証券価格という経済的な実体を結びつける
理論は現在存在するんでしょうか?天候は結局のところ流体を支配する
Navier-Stokes方程式によって記述されるわけですが、それとその派生
証券を記述するBlack-Scholes理論とどう結びつくのかよくわかりません。
天候のような現物のないものの派生証券ってどんな理論によって
記述されるんでしょうね?
ところで、一般素人がオプションの性質を理解せずに売買したら
恐らくすぐに問題が生じるでしょうね。時間によるプレミアムの減少
効果があるということや一般的に価格変動が激しい点など、よく
わからずに取引したらそれこそ「騙された!」なんて言い出す
農家が多数出てきそう。
それよりも何よりもこういった新しいものが出来るとそれに便乗して
必ず悪徳業者が出てくるんだよね。爺ちゃん婆ちゃんの金を狙って
偽の取引業者が多数出てくる感じはしますね。
それが社会問題になればいくら良い面がある先物・オプション市場
であっても社会的にはネガティブに捉えられかねない危険性も持ち
合わせていることも考慮しておかなくてはならないでしょう。
まぁ、初期の段階でおかしな業者が出ないように何か手を打っておく
必要はあるでしょう。かといって一部業者だけが取引できるような
排他的な市場にしてしまってはその市場は程なく失敗するでしょう。
リスクを請け負う多数の投機家が参入できてこそ流動性が確保され
保険会社も派生証券を作ることが可能になるわけですから市場は
広く開かれていることはまず前提になくてはなりません。
他の国の公設コメ先物・オプション市場や天候デリバティブ市場を
参考に透明性のある市場を希望します。
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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