In article <40FDC062.7A1006EA@ht.sakura.ne.jp> IIJIMA Hiromitsu <delmonta@ht.sakura.ne.jp> writes:
>> ただし「強電気」みたいに
>> 「それは業界用語で誰でも知っているでしょ。その用法でいいよ。」
>> ってぶんなげちゃっているのもあるんです。
>> ……しかもそれでたいてい困らない……。

業界人じゃなくても、調べる事態は生ずる訳でして...

>> あたしでも「弱電」「強電」の境界線は知らないけど
>> どんなものかは教えてもらったし……。

実は、100Vの電灯線がどっちかなと。
高電圧の送電線とか、低圧でも動力の三相とかなら、まあ強電流電気かな
と云う気もするんですが、100Vの蛍光灯繋いでる程度のだと、ねえ。

>「強電気」なら、法令データ提供システムで手詰まりになったら総務省の通達を

えっと、有線電気何たらには「強電流電線」てえのが有って、「電気設備の
技術的かんたら」と云う通産省令を引いてて、そこに「強電流電線」の定義
として「強電流電気を流す電線」と云う趣旨が書いてあります。所が、その
「強電流電気」が何だか判らない。まあ、電流を一杯流す電気なんだろうと
は見当付きますし、送電線や電車のトロリーを流れてるのはは強電流なんだ
ろうなとも思います。一方、電話線とかイーサネットとかを流れてるのは弱
電流電気 (てえ概念も有るんです) だろうとも思われます。実は私が知りた
かったのはその境界が何処に有るかで、こんな物通達レベルで決められたら
ちょっとだなあと思うのです。
現に、「低圧」「高圧」「特別高圧」の定義は「電気設備の技術的かんたら」
に書いてあります。
因みに、郵政省じゃなかった総務省は告示・通達も webで提供してますが、
通^H経産省は、令迄なんですね。この時は、仕事で (安全上) とっても気に
はなったのですが、私の責任範囲じゃないんで、ここで諦めました。

>こういう技術的な法令のケースでは、一般的な法学書は無力で、書籍であれば、
>その法令を専門に扱った本(「○○六法」「○○法詳説」の類)でないといけま
>せん。そして、そういう実務法は民法・刑法のようないわば通則法(←私の造語
>です)と違ってコロコロ変わるので、値段が張る本を頻繁に買い換えなければい
>けません。もしくは加除式の本の購読契約をするか。

私が設備課長だったり、情報センタ長 (私の勤め先では電話はここの管轄)
だったりすれば揃えとくでしょうね。責任範囲にもなるし。

私も、要らない事迄気になる性質なんで、あんまり「公式」に関係部署を動
かして調べる筋合いじゃないんだが、気になってハンコ押したくないなあ...
てえ事が時々有ります。
又、「何たら担当基幹職」の類がよく回って来て、専門家でもないのに、社
内教育の講師をやらされたりします。こう云う時はよく判らない事は「よく
知らないが専門家に任せなさい」と言っときゃ済むんですが、それもあんま
りだと云う気がして、つい調べちゃうんですね。
どっちも、その「業界の人」になる訳じゃないんで本格的に資料を揃えたく
はない (会社じゃ買ってくれないし) が、一応根拠は頭に入れときたいと云
う、一番性質の悪い場合なんです。
-- 
                                椎野正元 (しいの まさよし)