青龍です。

"Junya Suzuki" <PP6J-SZK@asahi-net.or.jp> wrote in message news:403b65cc$0$23276$44c9b20d@news3.asahi-net.or.jp...
> >  今回の報道で、マスコミが派兵反対の立場からこの女子高生
> > の嘆願をクローズアップしたのは事実でしょう。しかし、署名と嘆
> > 願は女子高生が自発的に集めたもので、それはマスコミの意図
> > と合致はしていてもマスコミが仕組んだと評価できるものではあり
> > ません。
> 
> 署名を集めるところまでは自発的だったかも知れませんね。集めて首相官邸に
> 郵送で送って終わりだったら私も取り上げたりしないんですけどね。
> 
> >  その意味で今回の請願は通常の請願と何ら変わりはなく、小泉
> > 首相が対応を間違えなければそれで済んでいた話です。それは、
> 
> 結局、今回の一件は内閣支持率には全く影響を与えないで済んでいますね。
> 自衛隊イラク派遣は、この出来事がターニングポイントかどうかは知らない
> けど時期的みれば奇妙に一致するぐらい支持が増えていっています。

 前に書いたように、私は今回の首相の発言が教師に
特定の政治的立場を教えるように要求するような発言
をしたことが、政治の「教育内容への不介入」原則に抵
触するのを問題にしています。
 それに対して、内閣支持率に影響が出ていない=国
民は首相の発言を問題にしていないといわれても反論
としてはピントがずれています。

> > この件を取り上げた(鈴木さんから見れば作り上げた)マスコミの
> > 意図がどのようなものであろうとはっきり言って関係のない話です。
> 
> 官邸に女子高生自信がアポイントメントを取ったんですか?
> 
> ちょっと信じがたいんですけどね。付いていった記者などの大人が行った
> と考えるのが妥当でしょうし、そこにある一定のうさんくささを感じる人が
> 多かったから一部マスコミの騒ぎようにもかかわらず、今回の一件は
> なんの影響力もなかったように推測しています。

 その推測は多分間違いでしょうね。
 鈴木さんのように今回の記事を読んでマスコミが仕組んだと
考える人間がそもそも少数でしょうし、その中でさらに、マスコ
ミが仕組んだ=請願の報道価値に違いが出てくると考えるのは
さらに少数でしょう。また、今回の請願に対する首相の対応の拙
さは請願がどのような過程で出てきたかとはまた別の問題であっ
て、この対応に対する批判に対して、マスメディアが仕組んだ請
願だからと擁護する人間は極限られるでしょう。
 そもそも、このような報道をした新聞は朝日・読売・東京(中日)
など元々反戦志向の強い新聞であり、購読層にもその傾向があ
るでしょう。鈴木さんのように、その新聞の報道を端から疑ってか
かるような層はそもそもその新聞を定期購読しないでしょうし、そ
の様な人がいたとしても購読層の中では少数派にとどまるでしょ
う。

> > > マスコミ状況に関することを書いているんだから「マスコミを攻撃して悪印象」という
> > > 御主張はひどくピントがずれていますけどね。
> > 
> >  マスコミが、独自の主張を持ち、それに沿った報道をするのはごく当
> > たり前のことです。それ自体は何ら責められることではありません。
> 
> マスコミの主張と、その手段を批判することも同じくそれ自体は何ら責められること
> ではありません。

 今回の場合そもそも非難できる要素が見あたりません。
 今回の場合、マスコミが独自の主張に沿った報道をした
だけであって、請願の提出にマスコミが協力したからといっ
て、請願の報道価値に差が出てくるものではないのですか
ら。
 鈴木さんのやっていることは2chでよく見られる「-------
必死だな!」というのと大差ないんですよ。

 
> >  マスコミの報道が問題とされるとしたら、それは事件をでっち上げたり
> > 事実と異なる報道をした場合であって、複数の事件のうちから自己の基
> > 準に従って掲載する記事を選択することは基本的に問題ではありません。
> 
> 本件とは関係のない部分もありますが、たとえばある演説について報じるのに
> 恣意的に醜い写真を選んで掲載したりとか、テレビで音楽を付けて誘導したり
> する手法はやり方次第では問題だと思いますけどね。たとえそこで報じている
> ことが事実であってもね。マスコミのテクニックが進歩していっている以上、それ
> に対する批評は当然あり得ます。

 今回の鈴木さんの投稿に対する批判は、まさにこの意味の
ものですね。天に唾するとはまさにこのことです。
 また、今回の報道とは関係のない話ですね。

> > > 今回の高校生の件に付いて云えば、周囲の大人との関係が重要だと思います。
> > > 今回は写真ですが、もっと良いのは映像なんですけどね(態度とか)。写真しか
> > > 手段がない以上どうにもならないですよね。
> > 
> >  そこが理解に苦しみます。今回の女子高生が周りの大人から
> > どのような影響を受けていようと、彼女が自発的に署名嘆願をし
> > ている限り、嘆願の価値に影響を与えるものではありませんし、
> > 首相が対応を間違えなければ、その様な嘆願があっただけで済
> > んだ話です。
> 
> 影響だけではなくて、周囲の大人がどのような役割を演じているかも重要でしょう。
> どのような人脈を通じて、誰が官邸にアポを取って、そして首相に質問したのか?
> これらは一連の連携した存在ですよね。そして女子高生の役割は?

 繰り返し言いますが、この女子高生が自発的な意志で署名
を集めている以上、その提出にマスコミが関与していようと、
請願の報道価値に影響はありません。
 鈴木さんがやりたいのは、請願の提出を手伝った周りの大
人を問題にすることで、この請願に悪印象を持たせることで
しょう。
 
> その見え透いた話には(一部メディアと関係者以外は)ほぼ誰も目を向けなかった
> のが半月以上たった今日時点における結論でしょうね。

 これも鈴木さんの願望にすぎません。
 前にも書きましたが、新聞に限ってみても取り上げたマス
コミは購読部数換算で半数近くになり、決して鈴木さんの願
望である「一部」のマスコミと評価できる規模ではないですね
(まあ、どんな比率でも全部でない以上一部だとへりくつを言
うのであれば別ですが)。
 また、取り上げたマスコミでは今回の首相の発言について
も後追い記事を書いており、それに対する読者の投稿も多く
紹介されています(ほとんどは首相の発言に批判的なもので
す)。
 結局鈴木さんの主張の根拠は内閣支持率に影響が出てい
ないということでしょうが、複数の要因が絡み合って出てくる
内閣支持率を、今回の件だけに結びつけて結論を出すのは
いかにも浅慮というしかないでしょう。


> >  まして、女子高生がどのような顔をしているのかなんて嘆願の
> > 意味や価値とは全然関係のないことです。「イケてない」と言う表
> 
> メディア的価値としては大いに関係があることなんですけどね。それをわざわざ
> 議論として忌避したって見えてくるものが見えません。顔はともかく、ファッション
> は十分どうにでもなることです。

 今度は、ファッションは変えることが出来るから、ケチを付けても
問題ないですか。どう言い繕ったところで、彼女の服装や外見が
請願の報道価値と関係なく、鈴木さんのやっていることが質の悪い
印象批判であることに変わりありません。
  いいわけをすればするほど周りからあきれられるだけですよ。

> 首相官邸に記者付きで乗り込むというのは(誰の意志が強く働いているのか
> 知らないけど)、メディア的価値を獲得するための手段ですよね。

 今度はメディア的価値という言葉を錦の御旗にして批判をかわそう
というのでしょうか?
 たとえ、この女子高生が自分の主張を知ってもらうためにメディア
を利用したとしても、それは請願と関係ない彼女の容姿や服装にケ
チを付けて悪印象を与えようとする手法のたちの悪さとは関係のな
いことです。