>>>>> In <20031025220004cal@nn.iij4u.or.jp> 
>>>>>    cal@nn.iij4u.or.jp (SASAKI Masato) wrote:
SASAKI> 法律の話をしたいのか
SASAKI> 政治の話をしたいのか
SASAKI> きちんと切り分ける必要があるでしょう。

SASAKI> 両方にクロスポストしている時点で
SASAKI> 「問題が整理されていない」と認識するべきです。

  私の投稿は政治の話でしたが、その内容が法律を考慮するとどうなのか、も
し解説してくださる方がいたらうれしいな、と思いました。
  国際政治における行為は国際法の観点からアムネスティなどの人権団体など
から批判されることもあるので、場合によっては、クロスポストしてもかまわ
ないと思います。
  特に、人道・人権・戦争に関する国際法は、しろうとが条文を読んでも理解
できないようなものではなく、過去の政治的行動のつみかさねであり、また、
人々の道徳的・倫理的な考え方がもとになって作られていると思います。その
ような法律は、法律そのものがきわめて政治的なものなのではないかと思いま
すが、どうでしょうか。

SASAKI> 「いや、一時帰国の約束は(国家間の約束なので)条約にあたるのだ。
SASAKI>  一時帰国の約束を果たさないことが条約違反にあたるのだ。」
SASAKI> という反論をするのであれば
SASAKI> まず真っ先に議論しなければならないのは
SASAKI> 先行する国際法違反と後行の国際法違反の衝突の処理であって
SASAKI> それなしに「一時帰国の約束を果たさないのは非難されるべき」とか
SASAKI> 「でも本人が戻りたくなければそれでいい」というのは
SASAKI> 法律論としてはあまりにもラフだと思います。

  ラフかもしれませんが、そんなにむずかしい問題なんですか?
  約束をやぶったことは謝罪するべきでしょう。その後どう処理するかは別と
して。

SASAKI> (仮に一時帰国の件が条約として国際法上の拘束力を持つにしても
SASAKI>  それは不法行為に対して原状回復を目的にした行動であることに
SASAKI>  争いはないと思うし
SASAKI>  対抗措置として国際法上の違法性を阻却するという私の主張は
SASAKI>  割と多くの賛同が得られると思います。)

  なるほど、解説ありがとうございます。
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兼松真哉