いいじまです。

> 武士道云々よりも、日本には、もともと、表意文字・表音文字・言
> 語文化が完備した言語体系があったということが、外来言語の発
> 音・言語構造・思考形態を容易に受け入れなかった原因じゃないで
> しょうか。
> 
> 言語習得理論方面ではfirst language interference と言います
> が、自分の言語文化が強ければ強いほどそれが外国御習得の邪魔に
> なるようです。
> 
> まあ、外国語習得が苦手なのは、文化的に見ると誇りに思ってもい
> いようなものでは?

うーむ、中国や北朝鮮の状況を見ていると、複雑な気分ですね。
中国では、少し前までは外来語は造語で訳すのが一般的だったのですが、
今は音訳するケースが少なくないといいます。(たとえば SARS とか)

北朝鮮の場合は、韓国では音訳している単語も漢字で表記する場合があるようです。

こういう問題は一歩間違うと閉鎖性というか、外部への不寛容になりかねないの
で、バランスが難しいところです。
(もちろん、音訳ではなく意訳したほうが意味が通るケースも多々ありますが。)

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飯嶋 浩光 / でるもんた・いいじま   http://www.ht.sakura.ne.jp/~delmonta/
IIJIMA Hiromitsu, aka Delmonta           mailto:delmonta@ht.sakura.ne.jp