#ちょっと忙しくしてる間に、だいたいのことはフォローされていますから、
#蛇足気味ですけど。

"DH.Shiozaki" wrote:
> 地球の赤道上の周速は、
> 地球赤道の周長:約 40074 km 、地球の自転周期: 約 24 時間 ですから、
> 秒速で、464     m/sec、時速で 1670 km/h
> と計算でき、大変速いことが分かりました。

 人間の日常生活で間近に触れるスピード、例えば自動車だとか新幹線だとか、だけから
見ると「速い」ように見えるかもしれませんが、自然界にはもっと速いもの(現象)が
いっぱいありますよね。
 例えば、地球は太陽の周囲を1年かけて回るわけですが、その軌道上での速度は約10^5km/h 
(1.5^8*2*3.14/365/24)、太陽系は銀河系中心から3万光年の所を2億年かけて回りますが、
その速度は約10^6km/h (30000*9.5^12*2*3.14/2^8/365/24) になります。そんな速度で
移動している地球から大気が引き剥がされないのはなぜか……というのは気になりませんか?
#計算間違いはしていないと思うけど……

> それで、疑問点は、海水(液体)と大気(気体)が、なぜ、基本的には、
> 地表と同じ周速で動いているか、ということです。
> 風や海流や潮汐は、この基本速度の上の、変動として現れる現象だと、
> 思うのですが?

 「基本速度」って、なんだろう?自転速度?

> 「重力が、大気や海水に働き、いっしょの速度で回る」という説明では、
> 納得できかねています。なぜならば、
> 重力は上下方向の力であり、水平(東西)方向の力ではないからです。

 「納得できかねています。」と言われてもなあ……
 
> バケツに水をいれて、水平面内で、回転させた場合には、
> バケツに接している部分は、摩擦とかで、水も回転するでしょうが、
> 大部分の水は、回転しないと思うのですが。
> そうではなくて、バケツを最初から回転しておき、追加する水も
> (何らかの手段で?)同じ周速度で、加えたことに相当すると
> 考えるべきでしょうか?
> それにしても、先の、赤道の周速が、あまりにも大きいので、
> どうも合点が行きません。
> どなたか、説明していただけないでしょうか?

 どうも汐崎さんの考え方を見ると、最初静止していた地球があって、そこに
大気がどこかからやって来て地球にまとわりついてから地球が回転を始めた、
みたいに思えますが、そこが変ではないですか?

 既に戸田さんや椎野からも指摘がありますが、大気や海水はもともと地球内部に
存在していたものであり、火成活動によって固相(マグマ)から分離した
揮発性成分が大気や海水の源になっています。また、地球が始原物質から
形成される際には何らかの回転運動(現在の自転につながる)を伴っていたと
考えられますので、その時点での、放出された揮発性成分と固相との間の、地軸周りに
対する相対速度は、平均すればほぼ0になっているはずです。
#満員電車の中で放出されたオナラがそこに留まるのも同じ理由。 (^_^)

 放出された揮発性物質に対しては重力による引力が働き、地球上に留まっています。
水星、火星、月等はその重力が弱かったから大気を失ったわけです。あとは赤道付近と
極付近の温度差、大陸と海洋の形状(地形)、コリオリ力等に支配されて大気や海水の
対流系(循環系)が形成されている、という考え方では満足できませんか?

#別問題として、木星や土星の表面(大気)の帯状構造がどのようにして
#形成されたのかを考えてみるのもおもしろいかも。
 
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\\          ・  ・  佐脇貴幸
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