"Kaz Hagiwara" <K.HagiwaraNospam@gu.edu.au> wrote in message 
news:bnl130$11jbne$1@ID-83482.news.uni-berlin.de...
> Junya Suzuki wrote:
> > 読売1000万部と朝日800万部を販売店なしで実現可能だと思っています?
> > 日本の大手新聞社で駅売り重視って日経ぐらいでしょう。
> 
> いや、だから、拡販に販売店が寄与していることは認めています。しかし、販売
> 店による拡販力が「おもしろい〔センセーショナルな)」紙面づくりと相容れな
> いわけではありません。つまりどちらか一つというわけではないし、宅配販売店
> の存在があるからといって大規模新聞を他のメディアと分けて考えなければいけ
> ないということもないわけです。

実際は読売新聞の社長が豪語したとされる「白紙でも売る」=「記事なんて
どうでもいい」システムがあるわけです。記事の内容で朝日とか読売とかを
選んでいる人なんて殆どいなくて、結局大多数は販売店の勧誘の結果です
よね。朝日や読売が勧誘を止めたら産経や東京と同じように100~200
万部が精々でしょう。

朝日と毎日、読売と産経。記事はそう大して変わるところないけど部数を分けて
いるのは販売店網です。

> 拡販戦略という意味では、「大学入試に出るのは天声人語」キャンペーンも相当
> 効きましたね。受験生のいる家庭でそれまで取っていなかった朝日新聞をとった
> ところはかなりあるのではないでしょうか。で、この場合も必ずしも販売店の努
> 力や景品の力というわけでもありません。

そのTVCM見て朝日新聞の購読受付に電話した人なんて殆どないでしょう。勧誘員の
セールストークぐらいにはなっただろうけど結局洗剤もおいていったんでしょうからない
よりマシな程度です。
 
> 朝日の「うまい」ところは、「正義感」をふりかざして最初の一撃を加えた後、
> 深追いせずに追及は他社、他のメディアにまかせてしらんぷりするところでしょ
> う。そして、その後は「冷静」「中立」「インテリ」を装って、ポンプ役とな

朝日は石原慎太郎とか安倍晋三あたりの発言に対して一生懸命湿気たマッチを
擦っているようですが、一向に燃え上がらないようですな(笑)。他のマスコミは
取り上げないし(「世界」や「週刊金曜日」は“マス”コミとはいえないでしょ)、どこが
「うまい」のかさっぱりわかりません。

#でも「しらんぷり」なんかじゃなくてこれらの政治家に対しては「粘着質」の
#一言でしょう。

火を着けるのがうまいのは出版メディアのほうでしょう。週刊新潮の「鈴木宗男研究」
「辻元清美疑惑」に文藝春秋の「藤井総裁疑惑」がありますね。もっともこれらは全部
可燃物に満ちあふれていた場所ですけどね。ともかく出版メディアはマッチポンプ
で火を着けて回らなければ本を買ってもらえないので彼らがそうするのはある意味
当然でしょう。

> り、したり顔で自分でつけた火を消しにかかるわけですが、そのあたりの「クー
> ルさ」「批判精神」が「信条左翼」を惹きつけてやまない時期がずいぶん長く
> あったわけです。そういう意味では朝日は「左」の連中の心をくすぐるのがうま
> いとは言えますが、新聞のオピニオンとして「左」だったことはあんまりないよ
> うな気がします。

社として「左」かどうかはたしかに良くわかりません。しかし朝日の記者連中が心情
左翼だからそのような記事をかくだけです。そもそも記事の内容と紙を売り上げは
あまり関係なかったので、記者連中としては自分の満足するような記事を書くだけです。
だって売れる記事を書くインセンティブはどこにもないから。つい先日は3日間に渡って
「中国宇宙開発大特集」を繰り広げていましたが、あんなモノ誰が読むんでしょうか?

ところが半年ぐらい前に我が家の新聞受けに朝日販売店からのチラシが入っていて「朝日は
北朝鮮を昔から批判していました」という言い訳文章が書いてありました。たしかにあれだけ
ひどい記事を書けば現場の「紙売り」にも差し支えているのだなというのは妙に納得しました。
きっと販売店サイドからの突き上げなんでしょうね。