"Shintaro Isihara" <imperialist@tokyo.japan> wrote in message
news:3f9610b5_1@127.0.0.1...
>  各論に対して一言、二言。(全文引用ご容赦下さい)
>
> Miya_S wrote:
> >
>  国民へのナショナリズムの発揚が国家の利益になるとは
> 限りません。むしろその逆でしょう。昨今、経済のグロー
> バリゼーションが進み、一国のみで政治経済的な判断を行
> うのは非常に困難になってきています。そんな状況で、そ
> の影響を真っ先に蒙る国民がナショナリズムへ傾倒する事
> はある意味当然と言え、その典型的な表れとして現在の米
> 国が挙げられます。そして、その単独行動主義的、覇権主
> 義的な動きは米国民に対し、景気低迷や財政赤字の拡大と
> いう不利益として返ってきているのです。

ナショナリズムという見方でもいいですが、本質的に国家というのはナショナリズム
なんだよね。
グローバルなんてただの奇麗事ですよ。グローバルと叫ぶことで自国が富む国もある
ということです。そう言うナショナリズム。

>  ナショナリズムの弊害はこれだけではありません。コメ
> の輸入自由化ひとつ取ってみても、100%輸入反対など
> と言った意見が、このニュースグループでさえ見受けられ
> ます。そこには和解とか公正な取引などと言う言葉は存在
> しません。あるのは勝つか負けるかのみです。

あったり前でしょう。
農家は反対するよそりゃ。それに便乗するよ、便乗族議員は。
これを弾圧してたんじゃ自由経済なんて統制経済だよ。いいんだと思いますね、反対
させて。


>この意味で、
> 日本が戦後通じて行ってきた、米国至上のバイラテラリズ
> ムという物も、自由貿易や平和を維持する上で、必ずしも
> 悪であったとは言えないのです。

何で農産物の輸入自由化から、三国間主義や、二国間主義の話になるの?
当事国からクレームつけば話し合うのは当然では。ウルグアイラウンドのようなもの
に対置してるのですか?
農家の反対というのは、何で国は無視しようとするのかといえば、自動車のような利
益を上げてる産業の輸出のほうを重要視するからですよね。かといって、農業ぶっ潰
しはやめておこう。票田に影響するし、だけでもない、食糧供給の道も残してきた
い、という気持ち。
いいんじゃないの、細々でもやりたいならやれば。工場化するなら、すれば?法律
作って。でもね、しても、アメリカに勝てないですね。

>
>
> > ----------------------------------------------------------------
>
>  「外交問題評議会」が外交政策を決定する上で立法的な
> 側面を補助、もしくは主体的に行うのであれば賛成です。

本来ならホワイトハウスのシンクタンクのようなものの仕事。政治主導なのだから当
然ですね。

>  現在の官僚は外交政策立案に加えその政策執行の役割を
> も担わされています。実際は、本来政治家が行うべき立案
> などする時間も無く
時間が有っても、官僚主導でさせれるべきではないと思う。

>、また政治家は権力闘争に必死でこれ
> また時間がないため、外交政策に関して周知の通り主体的
> とは程遠い状況かと思います。特に昨今の外交は、例えば
> コメ問題やセーフガードの問題を取ってみても、族議員の
> 利益誘導に政策執行そのものが影響されています。

こういう議員は出てきてももう、力にならないようになるでしょう。首相管轄のシン
クタンクで政策決定させれば。
しかし、自民党のような政調会長が巾を利かしていれば、そうはいかない。
この辺が、議員内閣制の欠点ですな。党総裁の断固たるリーダーシップがいる。

>
>  鈴木宗雄議員もそうした一人であり、それは外務省その
> ものの問題というよりも、政と官の癒着の問題と言う方が
> 適切です。政治家が官僚を恫喝する、はたまた官僚が政治
> 家にブラックメールを送る、などという事も日常茶飯事の
> 状況であれば、内閣の諮問機関や外交補佐官なるものを整
> えても、第二のムネオハウス建設を防止する事は不可能で
> しょう。

癒着はギブアンドテイクだうから、官僚もあまい汁を吸う。厳しい、監視が必要。依
法による管理が絶対必要とおもいます。

>必要な事は、政治家と官僚の癒着を防止する法整
> 備と

大賛成です。これが、絶対必要。ここにメスさえ入れれば日本は必ず大改革する。
まさに、画竜点睛。

>、本当に外交政策立案可能な組織を外務省内に設ける
> 事かと思います。これは外務省のみではなく昨今のグロー
> バル化を反映して関連省庁全て(特に防衛庁)に設置し、

絶対必要でしょう。大賛成です。

>
> 内閣総理大臣は適切な政策を取捨選択できるシステムを確
> 立する事が必要かと思います。
>