iizuka wrote:
>  楽観というか、「自然とチームになる」という幻想しか知らないんだと
> 思ってます。
> 
>  指示が無いことで成長した、なんて言ってもそれは先発に出られ
> るごく一部の選手に当てはまる話で、呼ばれただけで紅白戦の敵
> 役にしかやってない人間には関係ない状況だと思いますが。

なんか、こうして見ると、昔よく中学校とかにいた古いタイプの体
育会系指導者を見るようですね。

以下に引用した、あるJリーグクラブチーム監督のチーム作りと比
べると似ているようでも全然違う印象を受けます。やっぱりジーコ
のチーム作りは古いよなあ、と思ってしまう。

「戦術の鍵を握る部分での指示は徹底している○○○監督だが、試合
になるとほとんど指示を出さない。試合中の対処は「自分たちで考
えろ」とピッチの中での解決を促している。最低限の決まりごと
と、自由という名の選手への最大限のリスペクトと信頼が、選手と
チームの伸びしろをめいっぱい広げているようだ。昨シーズンの選
手のコメントは、個々の思惑を含んで微妙なずれがあったが、現在
はほぼ同じ。全員が同じ目で同じ戦術を共有し、同じ課題を認識し
ている。」

この監督は手堅く守備のシステム作りから入り守備面での約束事を
徹底した上で、与えられた選手全員に複数のポジションでチャンス
を与えて平等にテストする一方、誰がどこに入っても同じような
サッカーができるようにチームを作っています。そういう意味で、
現代的、別の意味で今流行のチーム作りの手法を採っています。

別に新しきゃいいってものでもないですが、外から見ている者に持
たせる期待は、その新しさと合理性に由来するものが大だと言えま
す。ジーコにはどうもその辺がない。外から見てても、チーム内に
いても、その不合理と不条理と理不尽にやきもきやきもきしていな
ければならないのがジーコのチームだという気がします。

ところで、引用部で名前を伏せ字にしたこの監督はだれでしょう。
オジー・アルディレス? おしい。

引用元は
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/column/200504/at00004451.html


萩原@グリフィス大学