Koichi Tazaki wrote:
> とりあえず,日本の講師は給料的には恵まれていなさそう.

でも、日本の大学なら「毎年もらえる研究費」がけっこうな額ありますが、よそ
の国ではないことも多いです。大学にもよりますが、豪州あたりだと、その年の
出版物の点数によって翌年の研究予算がもらえる方式になっているところが多い
ようです。これで、研究者は出版物を出すように研究に励むだろうという趣旨な
んですが、たまたまその年が準備期間で出版がなかったりすると、翌年の研究予
算がゼロということもあったりします。

それと、通貨換算による購買力の差はいかんともしがたいですね。国際航空運賃
とかは、物価の平均額とはあまり関係なく設定されるものだし、米英日あたりの
国際学会に出たり、自分のリサーチスキル向上のために、よそでセミナーを受け
たりすると、安い給料の国に住んでいる研究者は、そのときの宿泊費がバカにな
りません。ユースホステルでもあればいいんですが、それも日本あたりだと結構
つらい料金だったりするし。

その点円高のうちは、日本の研究者は海外へ出て楽にやっていける分恵まれてい
ますね。

> 少なくとも,給料を大幅に上げなければ「世界的な大学や研究機関」の
> 中心となる人を雇えないであろうコトは想像できますね.

日本の大学教員の給与なら、雇ってもらいたい人はけっこういるはずですが。特
に教授待遇なら米英仏あたりを除けばかなりいい部類に入るのでは?

萩原@グリフィス大学