余丁町散人様 wrote:

> >  大藪小説を愛読していると、鹿とか熊とか猪とか兎とか
> > キャリブーとかムースとかを自分で撃ち倒し、解体して
> > 食べるシーンが良く出てくるので、どれも1度は食べて
> > みたいと思うのです。
> 
> 鹿の肉は、皮に包んで埋めるか小屋の天井から吊すかして、表面がどろどろになるま
> でエイジングさせて(要は腐らせて)から食べるとうまいなんて書いてませんでした?

「戦士の挽歌」とかでは「米人ハンターのなかには、肉の
表面にカビが生えてドロドロになるほど熟成させることを
好む者が少なくない」という記述があります。

 大藪小説の主人公たちの場合、そこまではやりませんが、
作者自身の実体験がベースになっていますから、きちんと
獲物を熟成させています。キャリブーなど、寒い地方で
獲った場合は時間がかかり、アフリカなのではその日の
うちに食べていますね。

> でもたいていの場合、主人公はお腹がすいてるからそこまでは待てない。
> 
> 鹿とか熊にはなかなかお目にかからないので、カラスで試して見るのも手ですね。

 サヴァイバルシーンにおいても、餓えた主人公はまず
最初に獲物の生き血を啜り、肝臓や心臓など熟成させる
必要がない部分から食べはじめます。生でかぶりつく
ことも少なくありません。そして肉は干し肉にする場合が
多いですね。

「ヘッドハンター」では、食料となる獲物がたくさんいる
ので、熟成させるだけでなく自家製ソーセージまで作って
食べたりしています。


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 すべては無の見ている夢 ならば良い夢を 素人詩人
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