河野真治 @ 琉球大学情報工学です。(振り出しに戻るか?)

In article <ch74b2$uj5@utogw.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp>, kuno@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp writes
>   ○普通のGCによる停止時間は不定長であり上限を設けられない。(大嘘)
>   ○上記の問題がない(少い)のは参照カウント法のGCだけである。(大嘘)
> という二つの迷信を信じてらっしゃるようで、そのとき我々が説得した
> のですがどうも信用して頂けないようです。

これはリアルタイムの話ですよね。参照カウントを使うと、停止時
間の予測は難しいというのと、参照カウントを使わないリアルタイ
ムGCの実装は少ないみたいな「迷信」は信じてます。

計算量の話だと、naive append みたいなものでもゴミが結構でます
よね。これを再利用しないとすると、空間計算量は当然大きくなります。
(あたりまえ...) 再利用するためには、当然だけど、時間計算量は
かかる。これも当り前。

久野さんの主張が GC の手法の選択は問題の計算量に影響を与えな
いってものじゃないですよね。与えられた問題に対して時間空間計
算量に影響を与えないGCの手法が必ずあるってのは、あるかも知れ
ないけど、あらゆる問題に対して有効なGCの手法があるっていうの
は、僕は信じてないです。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科