佐々木将人@函館 です。

>From:Keizo Matsumura <kmatsu@nr.titech.ac.jp>
>Date:2003/08/07 14:36:53 JST
>Message-ID:<3F31E574.D97CFCAA@nr.titech.ac.jp>
>
>一般には東西(とうざい)を相撲では西東(にしひがし)。
>それを言ったら、物理グループと法律グループのけんかになりそ!

なりませんな。
正確に言うと物理学サイドは何か言ってくるかもしれないけど
法律学サイドが馬耳東風。
……法律学サイドでは「これは法律学だけでのお約束」と思っているから。

>というか、法律学の論理性といっているとおりの判決がときどき行われないこと
>を
>いっているのだと思います。

それは違います。
自然科学で頭の弱い人が
社会科学を「科学でない」と言ってみたりすることは
割とよく見られます。
人文科学や社会科学の人が自然科学を「科学でない」と言うのは
まずきかれないけどね。
そのことをさしています。

私は物理学の大槻教授は割と好きなんだけど
彼も似たような発言を著書でやっていますね。
「法学は科学ではない。なぜなら真理を追究しないからだ。」的な。
これ読んだ後あたしfjでチャチャ入れてる。
「法学は○○ではない。なぜなら○○をしないからだ。という主張には
 おおむね賛成するよ。
 ところで物理学って真理を追究できてるの?」って。

松村さんはまだいいんですよ。
発端は自分の周囲のことだし
時折珍なる解釈をしてしまうけど、
「法律学には法律学のやり方があるんだろうな」
というので
きちんと自分で法律学の本読んだり判例あたったりしているでしょ。

自然科学の人の中で頭の弱い人が
そういう松村さんのような努力もしないで
ろくに法律学
(法律のところを他の学問分野に入れ替えてもよし、以下同様)
の基礎的な事項もおさえないで
それがあたかも法律学の議論であるかのように言ったり
およそ法律学では非常識なことを言って疑問に思わなかったり
法律学の立場からの指摘を無視したりすることを指しているんだね。

もし法律学には法律学なりの理由があって
それなりの定義付けをしているってことがわかっていれば
「物理学では物とは……」なんて言い出す訳がないし
仮に言い出したりしても
それは「学問分野が違うと見方が違うんだね〜。」という
これまた当たり前で問題のない発言になるはずなのだが……。

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