日本国民は、日本がロシアを侵略した事実を認識することで、侵略された民族の怒りを肝に銘じるべきだ
侵略は、恒久的に歴史に残り民族対立の温床になる。
日本はロシアを侵略(シベリア出兵:ロシア革命翌年、日本軍はロシア白軍と
一緒にシベリアに極東共和国をつくった。計4年間の侵略。)した一時期が
あったがこのことは先日もNHKが放送していたね。だが、この侵略が、60
万人の捕虜のシベリア抑留の原因であったことを口にはしなかった。
スターリンは、(千島+樺太+北方領土)+北海道分割を要求したが、マッ
カーサーに北海道分割を拒否された、するとそのかわりに捕虜のシベリア抑留
(強制労働)をした。
韓国や中国が、日本人を強制労働用に連れて行くことも、今後ないとはいえな
い。在韓日本人問題、在中日本人問題が発生する可能性はないとはいえない。
今の、北朝鮮拉致問題なんて事態以上に、大規模に強制連行される可能性はな
いとはいえない。
元寇への恐怖や嫌悪は、民族の記憶として今も残っている。
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解放とは、何か、よくよく考えてみる必要があると思う。
バビロン捕囚は解放されても、イスラエル国家を作っても、ユダヤ人の大脳皮
質は、自らの「人間性の怒り」の炎で焼かれているのではないのか。解放と
は、外からの縄の切断ではあるが、人間の内部からの、つまり、大脳皮質によ
る開放ではない。アラブ対イスラエルの対立は、解放されても開放されないこ
とへの大脳皮質という「人間性の怒り」の現象なのだと思うよ。
民族を縄で縛って強制連行するのも、強制連行された民族の縄を解くのも、実
際は動物的な略奪と逆略奪の構図で行われているということではないのか。
スターリンのシベリアへの60万捕虜の抑留も、アメリカのイラク兵士の連行
もどこか似ている。
強制収容所の敷地が、ガス室で焼いた人間の骨のかけらで白くなったほどの苦
渋に見舞われたユダヤ人が、アラブ人を殺し続けるのは、韓国や中国の被害者
体験から、加害者に変転する可能性を思わせるものがある。こんな苦しい目に
あったから、こんな苦悩はこの地上からもうなくそう、という思想ではない。
わが民族さえ良ければ、焼き討ちでもなんでもして体制維持をはかるぞという
修羅の思想。
ここには、解放はあっても、開放はない。解放は外からのもの、開放は中から
のもの。
人類の未来は、開放の思想へと向かう必要があるだろう。
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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