朝、起き上がるより前に、左脚脹ら脛が攣りました。速攻で芍薬甘草湯のお世話になりますが、幸先悪い……。
8時半頃に出発。上水桜通り、小金井街道、国道20号(日野バイパス)、旧甲州街道を経て小仏峠口へ。小金井街道は2箇所で事業用車両が駐車し事実上の片側交互通行になっていたという程度だったんですが、国道20号がかなり渋滞していました。渋滞は日野バイパスにも直接続き、国立府中ICが先頭になっていました。明日は天候悪化することもあってか、今日遊びに行く人が多いんでしょうか。
小仏峠道はいつもの通りに全区間押しです。……身体がますます鈍っているようで、今朝の痙攣の影響もあるんでしょうけど、峠に達するまでに両足複数箇所が攣りました。峠に到着したらまた速攻で芍薬甘草湯(ゼリータイプ)。以前はここまで酷いことになることはありませんでしたから、運動不足ですよね……。
今回は小仏峠から小原へ降りるのではなく、道をそれて更に登ります。南側、小仏城山へ向かいます。小仏峠道の駒木野方は石の道、小原方は腐葉土の道というイメージなのですが、城山への道は「赤土の道」で、滑りやすいのが要注意ですね。でもそれ以上に「階段の道」だったのが苦行でした。自転車で登山道を押し歩くのは重労働ですけど、一番キツいのは段差なのですよ。5cm程度の段差(木の根など)でも乗り越えるのに力が必要になりますけど、これが10cm、15cm、30cmとかなると完全に「持ち上げる」必要がありますから。下りはもっと気を使います。階段の脇に排水溝的な斜面があればそこを通せますけど、道幅いっぱいの段だとどうしようもないんですよね……。
さておき、小仏城山到着。峠越えは小仏峠に限らずあちこちの山でやっていますが、山頂にやってきたのは初めてです。小仏峠の茶屋と違って城山の茶屋は普通に営業していますので、ここでお昼にします。もつ煮程度ですが。あと水分補給とトイレ。
城山から更に進んで、高尾山を目指します。段々分岐が増えてきて、案内は多いものの通る道筋の検討が重要になってきます。楽な道を行きたいですが、景色の良い場所も捨てがたいですからね。で、高尾山頂へ向かう最後の道は……長い石段。段差も20cmくらいです。これはもう、担いで行くしかないでしょう(フレームを肩に乗せた途端、周囲の登山者から驚きの声が上がりました)。踊り場で休み休みではありますが、これで高尾山登頂に成功です(正確には階段を上りきった後、走行可能な上り坂あり)。高尾山には遙か昔、幼稚園の頃に家族・親戚と来たことがありますが、当然ながらほとんど記憶に残っちゃいません。広場と茶店の雰囲気は確かにこんな感じだったかも、という程度です。なので、小仏峠より城山より、遙かに視界が開けていて広く見渡せるというのは驚きでした。
さて、ここからは下山です。1号路を通ります……って、まだ階段があちこちにありますわ(汗)。乗れるところは乗りたいですが、スムーズにはいきませんね。そして薬王院の境内、階段の連続です。薬王院で「自転車誓願章」が欲しかったんですけど、授与所で聞いたところ品切れで、次回授与は5月くらいだそうです。女坂は階段がないと地図からも読み取れましたが、都道は男坂を指定しているので、敢えて階段を担いで降りました。
男坂を過ぎると、あとは階段はありませんので、ずっと乗って降りることができます。……但し、特にケーブルカー山頂駅を過ぎると、滅茶苦茶急勾配な上に滑り止めのため舗装に砕石が埋め込まれていて、とても走りづらい道でした。真冬の和田峠並に握力が無くなって、危険を感じたほどです。国道20号に出て普通に走れるようになった時の安心感と言ったら……。
今回を通じて感じたことは、登山者の多さです。小仏峠区間でも過去7、8回超えた経験の中でも一番登山者が多かったですが、城山、高尾山に行くにつれどんどん人数が増えていきました。城山山頂も高尾山山頂も「ごった返し」と呼べるレベルです。そして、高尾山からの下山で苦労した理由の一つも登山者・下山者の多さでして、たとえ乗れるところであってもブレーキを常に全力でかけていないといけないのです。金比羅台付近の急勾配区間で握力が無くなったのはそのせいでしょう。もし逆向きに登っていたとすれば、登りでスピード調整は下りより難しいので、走れなかったのではないでしょうか。
帰りは国道20号、都道256号(甲州街道)、日野橋、立川通り、戸倉通り、五日市街道、上水桜通り。立川の東橋交叉点が難所ですけど、立川崖線・国分寺崖線を登るのは、府中・小金井経由よりこちらの方が楽ですね。