2日目その1 [黒磯〜白河]

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走行日: 2009年8月2日(日)

[地図: 黒磯〜白河]

自転車旅行としては最高レベルの宿泊を得て, いよいよ2日目が始まります。既に栃木県の北端に近いところまで来ていますので, 福島県=東北地方はすぐそこです。狭義での奥州街道は白河宿までですから, こちらも終わりが見えて来ました……って既に奥州街道は走っていませんけど。さあ, 爽やかに出発しま……

写真コメント
[写真: 黒磯市街 1]
(05:52)

05:00起床。モーニングコールの音, 心臓に悪いです(苦)。早々に出発の準備を整えます。

ホテルの窓から見る黒磯市街……霧に包まれて全然見えず(汗)。この方向に黒磯駅がある筈なんですが!?

[写真: 黒磯市街 2]
(05:52)
[写真: ビスの外れた泥避け支柱]
(06:15)

自転車に再度荷物を搭載……おや? 泥避け支柱のビスが外れてる。昨日, 途中から微かに音がするようになってたのは, これが原因ですね。サイド枠搭載用のビスを流用しましょう。予備が12本あるようなものです(^^;;;

[写真: セブン-イレブン那須塩原鍋掛店]
(06:28)

黒磯市街に戻る途中にあった, セブン-イレブン那須塩原鍋掛店で朝食を摂ります。朝食抜きで走るなんて馬鹿な真似ができる訳ありませんから。特に, 黒磯を過ぎると県境区間に入るので, 補給できなくなる可能性が高くなりますし。06:55再出発。

[写真: 共墾社交差点]
(07:03)

共墾社交差点からまた旧国道となります。

[写真: 黒磯商工会包装簡素化運動看板]
(07:07)

黒磯駅入口にある看板。ここまで落書きな絵だといっそ爽々しいですな(^^;;;

[写真: 黒磯駅]
(07:08)

昨日は暗くて上手く撮影できなかった黒磯駅を再撮影します。一度, 鉄路でも来てみたいですね。北から来るか南から来るかは判りませんが。

[写真: 黒磯駅前の自転車通行帯]
(07:09)

ところで, 黒磯に限ったことではありませんが, 栃木県内って自転車通行帯が非常に良く整備された箇所が多いですね。これは黒磯駅前の交差点を別角度で撮ったものですが, 車道左端の自転車通行帯が交差点に差しかかっても『横断歩道側に曲げる』という間違った設置ではなく, ちゃんと直進させています。これができていない自治体の何と多い事か(いや, 一番多いのはそもそも自転車通行帯の無い自治体ですが)。

加えて, 写真はありませんが, 黒磯前後の国道も……車道幅は余裕がありませんが, 県境付近も含めて全線歩道が完備されており, 歩道上に『歩行者自転車』と頻繁に表示されています。自転車を歩道に誘導するのはどうかと思いますけど, そもそも『県境付近の山間部に歩道がある』だけでも大したものです。旧一級国道だから, 栃木県ではなく国土交通省(旧建設省)の功でしょうけど, 他県にも見習って戴きたいものです。千葉県とか山梨県とか, 勿論秋田県とか。

[写真: 那珂川 1]
(07:14)

晩翠橋で那珂川を渡ります。那須野ヶ原の扇状地を形成する大河で, 栃木県最北の水系, の筈。水清くして魚も棲み, 川の漁業が成立しているんだとか。これを渡ると那須郡那須町。

[写真: 那珂川 2]
(07:15)
[写真: 那須分岐点交差点]
(07:16)

那須分岐点交差点。右折すると黒磯バイパスにショートカットできます。直進が旧国道で……掘割なってますね。

[写真: 弓落交差点]
(07:25)

弓落交差点で黒磯バイパスに合流。以後, 暫くR4を走り続けます。

[写真: 距離標識 福島106km]
(07:28)

緩い上り坂が続く中, 最初の距離標識が出現しました。福島106km……観光し過ぎなければ余裕で到達できる距離です。白河20kmは, 上りではありますが特に観光する場所もありませんし, 1時間半ですね。

[写真: 距離標識 福島100km]
(07:44)

6kmを16分で走行。白河までの残り14kmは40分弱ということで, さっきの想定よりかなり早いですよ。

[写真: フロントディレーラ]
(08:08)

鞍部はまだだべか, と, いくら緩いと言っても楽ではない坂道をひーひー言いながら走るこの頃。R7の新潟県村上市(旧山北町)葡萄峠付近のようなアップダウンの繰り返しになっています。……困った事に, フロントギアがインナーに入りません。今までも時々あった症状ですけど, こういう時は困るんだよなあ。トルク緩めても充分な速度が確保できていれば変速できるものの, 登りの途中でそんな余裕ないし……。

ちょっと立ち止まって調べたところ, ディレーラに泥避けが干渉していてこれ以上内側に入らないようです。ちょっと調整したけど, 本格的に直すのはこの場では難しいですな。

[写真: 福島県西白河郡西郷村]
(08:18)

登って, 降りて, また登って……の繰り返しなので, どこが最後の峠だったんだか判りません。だって県境は鞍部じゃなかったんだもん……下りの途中に県境標識が現れました。福島県西白河郡西郷村。とうほくだby角……もう良いですかそうですか。

ところで, この県境峠, 名前無いんでしょうかね。旧々道(PR76)は『明神峠』『追分明神峠』, 旧道(R294)は『明神峠』『境の明神峠』と言うらしいのですが(いずれも正式かどうかは判りませんが), R4の峠については調べても名称どころかそもそも峠扱いされているかどうかも見付からないんです。取り敢えず, 仮称『新白河峠』で。制覇峠には数えません。

[写真: 平成版・白河の関 看板]
(08:22)

坂を下って下って, ほぼ平坦になった辺りに, こんな看板が。『平成版・白河の関』……一体何があるんだ, と思ったら。

[写真: 白河検問所]
(08:23)

……(^^;;;;;;; 正に関所ですな。実際には1975年からあったそうですが, 東北自動車道の開通により交通量が減ったため1984年から休止していたのを, 2004年5月27日に復活させたらしいです。犯罪車両は逃げ場が無い高速道路より脇道の多い一般道を使う事が多いんだとか。ついでに, 関所破り第1号の記事

[写真: 白河IC]
(08:30)

東北自動車道の, 東北に入って初のICである, 白河IC。色んな物が『東北』になっていく……

[写真: 白河市ゆりのき通りR289交差点]
(08:42)

新白河駅の裏側で一旦R4を離れ, 白河市街に入ります。目の前には(名称不明)交差点が……R289。こ, これは, 登山道おにぎりで有名な! いや, もう甲子道路開通したから, 無いんですけどね。むしろ注目するべきは, 左折方向……『白河市街 白河駅』って, どっちもR289をすぐに離脱するでしょ! せめて『南会津』って書こうよ。

[写真: 新白河駅]
(08:48)

東北新幹線の東北第1駅・新白河駅に到着しました。在来線の東北本線の駅でもありますが, 東北本線の東北第1駅は1つ手前の白坂駅です(未訪問)。例によってフル規格新幹線駅らしい, のぺっとだだ長い駅ですな。

ここまでの走行記録(1日目分はリセット)……走行時間: 1.34.09, 走行距離: 29.84km, 平均速度: 19.0km/h, 最高速度: 49.4km/h(仮称新白河峠), 総走行距離: 5,791.8km。

[写真: 白河駅]
(09:05)

こちらが白河駅。やっぱり新幹線駅と違って趣がありますねー。

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水野夢絵 <mwe@ccsf.jp>
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