明鐘岬, という最大の目的(名前ネタ)を, 通過こそできませんでしたが果たしました。でも, ここを知ったのは「廃道をゆく」にヨッキれんさんが書いたレポートからです。あのレポートで最大に取り上げていたのは岬ではなく隧道, それも旧隧道。別の意味で難所ではありますが, 無視する訳にはいきません。
写真 | コメント |
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(14:28) |
明鐘隧道を抜けてすぐのところに, 鋸山登山自動車道の入口があります。水平距離では明鐘岬から山頂までの中間くらいになる尾根まで行ける道路ですが, 自動車専用かつ二輪車通行禁止ですので私とは縁がありません。沿道の景色が非常に良いらしいんですけど。 |
(14:29) |
自動車道入口の向かいくらいにあるのが明鐘ドライブイン。鐘ちゃんがここで働いてたりして……って, 廃虚と化してるよ(汗)。うぐうぐ, 岬にあった喫茶店をプラーヴィということにしましょう(こらこら)。 |
(14:30) |
次なる隧道がこれ, 潮噴隧道。明鐘隧道と同様のロックシェッドになってますけど, 暫く先から隧道になります。……で, 右側に歩道がありますね。さっきの例があるから, 右側行ってみましょう。 |
(14:32) |
あっさり行き止まりました。何のための歩道ですか!? |
(14:35) |
反対側もこんな感じです。崩壊……にしては埋まり方が半端じゃないなあ。瓦礫じゃなくて少なくとも表面は土面だし, 崩壊だとしたらかなり古い筈。だとしたら半端な歩道をそのまま残しておくかなあ? |
(14:34) |
謎を残しつつ, 次へ。見た目はみーんな同じ風ですが, 勿論写真の使い回しじゃないですよ(誰も言っとらん)。鋸南最初の集落への最後の関門, 元名第一・第二隧道です。二つの隧道が連続しているため, 実質は一つの長い隧道となっています。……右側に, 今度は歩道ではなく旧道がありますよ。 |
(14:35) |
二車線を確保できそうなくらい幅広の旧道です。駐車車両がありますが, 釣り人でしょうね。舗装されているのは手前だけですな。 |
(14:36) |
また, 行き止まりになってしまいました。でもここは明鐘隧道や潮噴隧道のように崩落で埋まったのではなく, 単にバリケードで止められているだけです。自転車はともかく(バリケードが結構高いため通過は可能), 徒歩なら突破は簡単です。……行く気か!? |
(14:37) |
……行きました。ここはバリケードを過ぎて最初の藪を抜けたところです。舗装が少し残っているため, 草が少なくなっているんですね。あくまでも, ここだけね。全般的に猛烈な藪です。本来の道幅は恐らく2車線を保っていると思われますが, 薮のせいで通れる(通れそう)なところは人一人分といった感じです。 |
(14:39) |
だけどここで, ギブアップ! 100mくらいは進めたと思うんですけど, あまりの藪の激しさに, そして蜘蛛の巣と蜘蛛そのものに, 抗し切れなくなってしまいました。見える範囲にはまだ踏み跡が続いていると判るんだけど, 私はとても辿れない……。 実はこの先に, 旧明鐘隧道がある筈なんです。ほとんど埋没しているものの, 石造りの抗口の上部がまだ姿を見せているんだとか。直前に現役冒険生活者の方が住み着いているらしいですが, 今もいらっしゃるのか……そこまで辿り着く事すらできませんでした。御覧になりたい方はヨッキれんさんのレポートを御覧下さい。 |
(??:??) |
だーかーらー, 私はオブローダー(廃道探索者)じゃないんだってば! 「旧明鐘隧道」という名前繋がりがなければ, 時間無いのにこっち来ようなんて思わなかったよ! 撤収! 藪を抜けてバリケードの外, 自転車を置いた所まで戻ってみたら, 身体中にオナモミの類のような草の実が付いてました。オナモミと違って針みたいに細く, 先端に2つだけ鈎が付いてる感じです。……取れない。特に靴紐に絡み付いた大量の実が(汗)。仕方がないので少し払っただけで諦めましたが, これは……コシロノセンダングサ? |
(14:45) |
現道に戻ります。交通量が多いから, 道を渡るのは本当に大変なんですよ……片側が隧道だから視界利かないしさ。 これが現道の元名第一隧道。向こう側に明るい点がありますが, 次の元名第二隧道との間を繋いでいるロックシェッド地点です。元名第二隧道がこの区間最後の隧道となります。 |
(14:46) |
元名第二隧道を抜けてすぐに切り返すと, 旧明鐘隧道の館山側坑口が待っています。湊側の坑口が見たかったけど, 我慢我慢。一応覗いたところ, 中は資材置場になっているみたいです。 |