さあ, いよいよ本日最大の目的地が近付いてきましたよ。駅巡りも, 年間3,000kmも, 申し訳ないけど長瀬さんちの妹さんも, ここの前では霞んでしまうんです。どんたげΦ好きなんだ > ぢぶん(^^;;;
写真 | コメント |
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金谷が富津市最後の集落であり, いよいよ鋸山(のこぎりやま, 正式名称は「乾坤山」だが地形図にも「鋸山」と書かれている)から伸びる尾根が海までまっすぐ達した難所に至ります。そこが富津市と安房郡鋸南町の境となっています。令制国の上では上総国と安房国の境でもあります。 が, まずは金谷と国境との中間付近。「不動岩」というものがありまして, 神社になっています。道路はロックシェッドで覆われていますね。ここは崖が海に近いというだけでなく, 海も入江となっており山側に引っ込んでいるため, かつては非常に危険な場所であったと想像できます。シェッドの先には大きな掘割も見えます。 |
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では改めて, 国境の山を。壁のように聳え立っていますねー。現道は隧道で抜けています。 |
![]() (14:19) |
隧道の名は「明鐘隧道」。そう, ここには, 水原さんちの鐘ちゃんが! ……これが見たくてここ来たんですよー(^^;;; 残念ながら読みが違いまして, 水原さんちの妹さんの名前が「あかね」なのに対し, この隧道は「みょうがね」と読むのです。 |
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明鐘隧道の名前の由来は, 鋸山から続く尾根が海に落ち込む岬が「明鐘岬」という名前である事に因ります。現隧道の右側に, 岬の先端方向へと向かう旧道があります。……今回ばかりは, 右側とは言えども行かなければならないでしょう! 釣り人が来るのか, 旧道は駐車場となっており, その先の奥まった所に喫茶店があります。駐車場と喫茶店の中間がこの写真。やっぱり, 開削された旧隧道ですよねこれ。駐車場だけ見ていると道らしくないんだけど, これがあるために旧道なんだと気付かされます。 |
![]() 道は喫茶店の前を回り込むようにして続きます。喫茶店を過ぎたところから, 岬の先端付近が見えた……のかな。久々にインチキパノラマ写真を作ってみました。海が西側ですから, 夕暮れ時であれば文字通り「明鐘色」もとい「茜色」に染まる岬, になったと思います。いつかきっと, 見に来ます。 インチキじゃない半周動画 → dscf4502.avi (21,040,634Byte, 18.0秒) | |
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ところが, 岬を回って鋸南町側へ出ようとしたところ, 御覧の状況。……ヨッキれんさんは普通に通り抜けてたよね, ここ!? てことは1年半の間に崩壊があったって事ですか……。これは, 私は, とても通れないです。道の上の崩壊面は比較的平坦に見えるので, 徒歩なら渡れるかもしれないけど, 自転車担いでじゃ絶対無理。撤収! |
![]() (14:26) |
戻って来ました, 現道の明鐘隧道。崩壊という事故で大難所になってしまった旧道と比べれば, 現道は通りやすい……なんて事はないのです。何故ならこの隧道は, 今までの隧道と比べると長く, そして……路肩が完全に無い! こんな表記があるくらいです。 |
![]() (14:26) |
歩行者自転車用の押し釦なんてものがあるんですよ。旧道を見る前の写真, 坑門の右上に電光表示盤があるのが判ると思いますけど, どうやらあそこに『歩行者・自転車通行中』みたいな表示が出るらしいです。……私が通った時は押す前から表示されていたので, この釦で出るのかどうかは判らないのですが, 多分そうでしょう。 |
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手前のロックシェッドに入ると, 本来の明鐘隧道の姿が見えて来ます。……路肩が全然, 完全に, 無いでしょ!? しかもそれでいて矩形ではなく楕円形の断面だから, 壁との接触を避けるため左端ギリギリが走れません。非常に, 危険! 実はそれどころじゃありません。この道は大型車の通行が多く, 私の後ろにも早速やって来ました。……大型車の場合, 自転車が居なくても, 天井に接触しかねないため, 中央線をはみ出すような走行する必要があるんですね……。慣れていないらしい対行車とぶつかりそうになってました。 |
![]() (14:28) |
隧道を抜けると鋸南町。遂に安房国です。 |