集落が無くなれば山道になるのは自明, もうずっとギアは最大までインナーローにしたままです。これでまだ峠までは数kmあるんだから, これからどうなってしまうのか……脚は痛いとかじゃなくて, 力が入らなくなってくるんです。そういう状態が続くと気力も萎えてくるので, 長距離旅行の際はとても気を使います。輪行などで逃げられない場所で気力が尽きると, 二進も三進もいかなくなりますから。
写真 | コメント |
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今もまた1つ, 新しいトンネルが作られています……って, ちょっと, 距離の割に高低差が大きくありませんか!? |
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谷間に沿って道が曲がるあたりで, 丹波川に瀧が現れました。その名を「銚子の瀧」あるいは「花魁淵」(おいらんぶち)と言いまして, 柳沢川との合流点です。丹波川自体もここから一之瀬川と名を変えます。 → 動画(19秒, 11,288,414Bytes) |
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そして, 丹波山村と塩山市(← 甲州市とは言わない奴。それでなくても「甲斐市」があるのに, 更に甲州市があるっておかしいでしょ)との市村境でもあります。 ここまでの走行記録……走行時間: 4.40.32, 走行距離: 85.08km, 平均速度: 18.2km/h, 最高速度: 44.0km/h(変わらず), 総走行距離: 1,776.0km。 |
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名前の由来となった伝説が記されています。……ま, 伝説そのもの, あるいは類似の事件が本当にあったのかどうかはともかく, 「花魁」という言葉が江戸時代中期以降になって生まれたものだって事は書いておきましょう。 |
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花魁淵以降, R411は一之瀬川ではなく柳沢川に沿って走ります。渓流度高し。 |
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あ, さっきの工事中トンネルの出口。「一之瀬高橋トンネル(仮称)」という名前なんですね。このトンネルができると, R411は花魁淵を通らないという事になり, 花魁淵は旧道沿いの道という事になり……心霊スポット化にますます拍車がかかりそう。 |
(14:50) |
塩山に入ってからは道がますます急峻になり, 写真撮る余裕もなくなってきました。気が付けば1時間も経ってたよ(しかも『気が付いた』のは旅行記書いてる今!)。一軒宿『はまやらわ』で休憩。 ここまでの走行記録……走行時間: 5.22.34, 走行距離: 91.55km, 平均速度: 17.0km/h(どんどん遅くなっていく), 最高速度: 44.0km/h(変わり様もない), 総走行距離: 1,782.5km。 |
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「奥多摩湖源流の湧き水」の足元にこんなものが。これ, 山葵じゃ? 栽培されてるの初めて見たよ。 |
(15:13) |
道は相変わらず急勾配・瀕カーブですが, 時々新しい路面や擁壁がありました。坂はともかく路面は結構走りやすいって思ってたんですが, もしかして落石とかあったのを直したばかりだとか? |
(15:18) |
「はまやらわ」は手元のツーリングマップルに載っていなかったため, 現在地が把握できなかったんです。道は激しく蛇行しているから方向感覚も怪しいし……。そんな中, 現れたのが, 泉水横手山林道の入口。これなら地図に載ってる! 鶏冠山を挟んでR411の反対側を走り, 尾崎行雄水源踏差記念碑の手前辺りに出る道です。よし, 柳沢峠まで残り2kmくらいだと判ったぞ! ……2km, か(絶望した!)。 |
(15:19) |
地図では泉水横手山林道とほぼ接してもう1本の林道が反対側に描かれているんですが, 実際には二重ヘアピンカーブが間に挟まっています。私, そろそろ勾配に耐えられなくなってきて, ちょっと進んでは休み進んでは休み, していました(自転車を押すことはしたくない)。このカーブでも自転車2台に抜かれまして, ヘアピンを越えた道にそのうちの1台が写っています。これロードバイクだったんですけど, それでも凄くゆっくりゆっくり登っていましたから, やっぱりこの坂はきついんでしょうね。 |
(15:20) |
これが「反対側の林道」こと大ダル林道。妙な名前ですが, 大垂水と関係あったりするんでしょうか? |
(15:34) |
ほーら, また豪快な橋だよ(だから, 誰に言っている?)。大日影沢に架かる大日影橋です。下りなら壮快でしょうねえ。 |
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同様の豪快な橋, カーブは反対方向。花ノ木橋です。 |
(15:44) |
笠取林道入口。あれ? この道は地図に載ってないなあ。「斉木林道」なら載ってるけど…… |
(15:47) |
あ, 鞍部だ……! |