谷村 sakaei wrote:

> 世界の状況は変わって行くのです。
> その変化に合わせないと国は存続不可能ですね。
> 国が立派に存続し発展してこそ憲法でしょう?
> 国が存続するため絶対やらねばいけないことはやる必要があります。
> それがやれるように解釈改憲するのは当たり前ですね。
> したがって、兵員輸送できないと言う解釈ではいけないわけです。
> 兵員輸送はできると言う解釈は正しいと言うことになりますね。
> もちろん、終戦直後の憲法解釈は解釈改憲されているわけです。

いわゆる「解釈改憲」というのは、憲法も自衛権は否定していない、したがって
自衛のための必要限度の武力は保持できる、自衛隊も自国の防衛に徹する限り合
憲という趣旨であり、谷村さんの言われるような意味ではありません。

近代民主政治のベースをなす基本理念に「法の支配」というのがあり、どういう
ことかというと、王権のように権力を持つものであっても法には従わなければな
らない、ということで、権力の恣意的な行使を制限しようとするものです。
谷村さんのおっしゃるように、権力の必要に応じて白を黒と解釈することも正し
い、というようなことになると、「法の支配」などという民主主義の基本理念は
ふっとんでしまうことになりますね。

まあ、谷村さんは「自由主義者」であって、「民主主義者」ではないようですか
ら、それでもいいのかもしれませんが・・・。