やはり、そのマカオのカジノ王は、全額を返還。
 なにしろ、大切な、お客様の、お金、ですから。
 そうした人道・教育のためなら、その不浄の犯罪性も阻却され、宝籤と同様、浄財になるとのこと。
 勿論、これも、約束どおりに、経済支援、です。

http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070319/usa070319001.htm
凍結資金、全額返還へ 米朝合意 6カ国協議も開幕
 【北京=有元隆志】北朝鮮による違法金融活動を調査してきたグレーザー米財務次官補代理(テロ資金・金融犯罪担当)は19日、北京市内で記者会見し、マカオの金融機関バンコ・デルタ・アジア(BDA)で凍結されている北朝鮮関連口座約2500万ドル(約29億3000万円)をできるだけ早期に全額返還することで米朝両国が合意したと発表した。返還される資金は北京の中国銀行にある北朝鮮口座に移され、人道・教育目的で使用されるという。
 北朝鮮は金融制裁の全面解除がなければ、2月に合意した核施設の稼働停止・封印を完全履行しないと主張してきた。米側が全面返還に応じたことで、米財務省がBDAを2005年9月にマネーロンダリング(資金洗浄)の「主要懸念先」に指定して以来、約18カ月ぶりに決着したといえる。
 会見に同席した6カ国協議の米首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)は、今回の合意を受けて、「われわれは次の問題に移る」と述べ、北朝鮮が核施設の稼働停止・封印など2月の協議で合意した「初期段階の措置」を着実に履行することを求めた。
 グレーザー財務次官補代理は会見のなかで、北朝鮮側が米朝協議のなかで解決策を提案したことを明らかにしたうえで、「北朝鮮は資金を人道・教育目的に使うと確約した」と指摘。今後も金融問題に関する米朝協議を開催するなどして、北朝鮮が合意を履行するか見守る方針を示した。
 グレーザー氏によると、BDAと米金融機関との取引を禁止した決定は継続されるという。
 一方、北朝鮮の核問題をめぐる第6回6カ国協議は19日午前、北京の釣魚台迎賓館で開幕した。この日は首席代表会合に続き、全体会合を開催する。
 2月の協議で設置された米朝・日朝関係正常化、経済・エネルギー協力、北東アジア安全保障、朝鮮半島の非核化の5つの作業部会の第1回会合の結果が報告される。協議では4月中旬までに寧辺の核施設の稼働停止・封印を予定通り実施することを確認する一方、「次の段階」の措置となる核施設の「無能力化」などをめぐる議論も行う。会期は3日間の予定。
(2007/03/19 11:45)