オームの第7サティアンも、覚醒剤の製造工場だった、とか。
 サリンを製造するには、余りに、御粗末の故。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070317it01.htm?from=top
北朝鮮に覚せい剤3工場、旧日本施設利用か
 北朝鮮国内に覚せい剤を製造する「秘密工場」が少なくとも三つある疑いが強いことが警察当局の調べでわかった。警察庁の吉村博人次長が、ウィーンで開催された国連麻薬委員会(非公開)で報告した。
 このうちの2か所は日本統治時代の製薬工場があった場所とされ、この工場が利用されている可能性もあるという。同庁が国際会議で北朝鮮の覚せい剤の製造場所について言及したのは初めて。
 北朝鮮の覚せい剤密輸を巡っては、警察庁が1997年から昨年5月にかけて摘発した計7件(約1500キロ押収)の事件を検証。その結果として昨年7月、「北朝鮮政府が組織的に関与していた」と断定した。根拠として〈1〉運搬手段に北朝鮮国家機関の工作船が使われている〈2〉逮捕された実行犯らが同国政府の指示をほのめかす供述をしている――ことなどをあげた。
 政府関係者によると、これらの事件で押収した覚せい剤について、警察当局が成分分析を進めた結果、3種類に分けられることが判明。不純物や結晶の成分の違いなどから製造場所が異なるとの見方が強まった。
 さらに、これまでに覚せい剤密輸事件で逮捕された容疑者の供述や情報衛星のデータ解析、覚せい剤を運んだ工作船や貨物船の動きなどを分析した結果、北朝鮮東部の元山(ウォンサン)と北東部の清津(チョンジン)にある建物が工場となっている疑いが強いことがわかった。いずれも戦前、日本の製薬工場があった所で、警察当局は、これを利用して覚せい剤を製造しているとみている。
 また、平壌近郊の南浦(ナムポ)も覚せい剤密輸の出港地となっていたことが確認されており、工場と疑われる建物があった。このほか、中国との国境近くの鴨緑江沿いにもあるという情報を把握している。
 昨年11月には、タイで開かれたアジア太平洋地域の薬物の取り締まりに関する国際会議で、「北朝鮮が覚せい剤密輸事件に国家的に関与した」と報告。情報交換の強化などを訴えた勧告が全会一致で採択された。これに対し、北朝鮮は「我が国は薬物を厳しく取り締まっている」などと反論した。
 14日の国連麻薬委員会では、日本代表のスピーチとして吉村次長が「北朝鮮国内に少なくとも3か所の秘密工場があるとみている」と報告した。
(2007年3月17日3時0分  読売新聞)