"Shinji KONO" <kono@ie.u-ryukyu.ac.jp> wrote in message 
news:3993517news.pl@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp...
> 河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
>
> ファインマンレクチャーが作用中心の記述だってのは、昔も書いた
> 気がするんだが、その時、チェックして「あれ? そうでもないな」
> とか思ったのを思い出した。たぶん、他の教科書と混じっているん
> だろうな。まぁ、それは良くある僕の思い違いです。

やっと認めたか。ってか、ここまで証拠を突きつけないと認めないのかね。
読んでりゃわかることだろが、んなこと。それほど傾倒した本なら間違いようが
ないと思うけどね。(笑)

ちなみにファインマンの教科書は大学時代に購入したものですが
講義は原島鮮の力学だったと思います。

> In article <er9mn0$mef$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>, "GON" 
> <gon@mocha.freemail.ne.jp> writes
>> 「この本は、1961−62年の学年に、カリフォルニア理工科大学でファインマン
>> 教授によって講ぜられた物理学入門の講義に基づくものである。カリフォルニア
>> 理工科大学の1年生と2年生は、2年過程の物理学序論を聴講するが、これ
>> はその第1年目の分である。」
>> と書いてあります。
>> 一般向けねぇ。(笑)
>
> 大学全体への物理入門で、物理専攻向けではないという意味です。

何も物理学専攻だって学部初年度でやったって悪くないだろうが。

もちろんこの書籍程度のことはすでにやってしまっている人間なら
役不足になるけど、まず、導入としては大変優れているから
君も読んでいないのなら読んでみたら良いんじゃない?(笑)


>> 理系じゃない人って、もしかして私のこと?(笑)
>
> うん。ファインマンレクチャーを持っているのは偉いと思うけど。

私は物理学科出身ですがこれは力学演習の先生が教科書に指定した
ものだけど実際には使ってませんでしたね。これは確か自分でほとんど
読んでしまって、力学演習の時間は先生のプリントを中心にひたすら
演習していたと記憶しています。

# まぁ、物理って先生に教わるっていうよりも私の場合
# 自分でどんどん勉強してましたね。相対論なんかは
# 学部の授業が始まる前に勉強しちゃってました。


>> しょうか?摂動計算や散乱断面積の計算は何も力学の
>> 教科書でやる必要はありませんよね。量子力学でやれば良い。
>
> 散乱断面積、摂動計算が量子力学にしか使えないとか思っているあ
> たり... GONの議論は、だいたいシロートさんっぽいし。ニュート
> リノの話でも、理系だったら、まずオーダを見るぐらいすると思う。

量子力学にしか使えないってどこに書いた?

力学でやる必要はないって書いたまで。大体、散乱断面積の計算や
摂動計算が必要になる人は基本的に量子力学を勉強しないわけは
ありませんし、少なくとも物理学科に入れば誰でも量子力学は必須です。

どうでもいいけど、高校生の力学についての話で、何で摂動計算
の話を持ち出すかね?計算力云々と高校教育は全く関係ないし
ましてやハミルトニアンを高校生で教えないことと摂動計算云々
は全く関係ありません。

ど素人は君のほうだな。

ニュートリノの話はもちろん微分断面積から確率の計算を
することもできなくはないけど、何分何十年も前のことですっかり
忘れてしまっているんで現役の人に聞いたほうが早いと思って
投稿したまでのこと。それよりニュートリノ自体よく理解していない
人間が多かったんで投稿してもあまり意味はなかったみたい。

しかし、核爆発レベルなら検出できないわけはないようです。
どこかサイトを検索していて同じようなことを考えている人が
ブログか何かに書いているのを見ました。

もちろん原子炉での核分裂によって生成されるニュートリノじゃ
ビームが弱すぎて検出できなだろうことは容易に予想できます
けど、どの程度ならバックグラウンドから離れて有意なイベント
が検出されるのか知りたいところでもあるので、これは専門家
に聞かないとわからないことでもあるから投稿してみたまでの
話です。

# まぁ、そんなことまでわかっているような人がNGを
# 見ているとも思えないのでもともと質問しても意味は
# なかったのかもしれませんけど。(笑)


>> 「高校物理の教育の一つの目標は、ハミルトニアンであるべきだ」
>> などというのは大変馬鹿げているしファインマンですらそんなことを
>> 言っていない。きちんとF=maの意味合いを説明しているしその限界
>> についても相対論、量子論を例に語っています。何ら問題はありません。
>
> F=ma の限界と、いい加減さを認めてくださってありがとうございます。

質量が時間に拠らないのならこれで十分。

本当はニュートンさんもF=maが根本ではなくF=dp/dtなんだよね。
だからといってF=maが意味のないものではないですね。
人間の直感で十分知覚できる関係式だし、これを使って
解ける問題は山ほどあります。


>> 人間の感覚とそこから得られる数学的な関係。得られた関係が適用できる範囲
>> とその限界。そういったことをきちんと認識していれば天下り的な教育がいかに
>> 有害であってものの本質を理解することを妨げるかを認知できるはずだけど
>> 本質がよくわかっていない君じゃ、「大学でハミルトニアンを使って計算するように
>> なるんだから高校生からでも教えちゃえば良い。」ってことになっちゃうんだろうね。
>
> 前にも書いたけど、歴史的にも、ニュートンのF=maより先に、mv
> が保存量(ガリレオ派)か、1/2mv^2 が保存量(デカルト派)かとかの
> 議論が行われています。ハミルトニアンという言葉を使うかどうか
> は別としても、
>
>    ハミルトニアンを理解させることが、どうして天下り的
>
> なのかな? むしろ、
>
>    F = ma
>
> の方が天下り的です。発見的手法から、これを見つけるのは極めて困難
> だから。

どうして?

F=maは単に「力は質量と加速度に比例する」ってことを言ってるだけで
これは十分知覚できますね。2倍重たいものを持ち上げるには2倍の力が
必要なことや加速度を2倍にすれば2倍の力が必要になることは実験的にも
十分納得できます。


> エネルギー保存則を理解してない学生が多いと言う現状から見ても、
> 保存量、特に、ハミルトニアンを目標に教えるのが妥当だろうって
> ことですね。

エネルギー保存則を理解していない学生が多いとはどんな統計から
言ってるのかな?少なくとも物理学科に入学する学生がエネルギー
保存則を知らなかったらほとんどの力学の問題は解けなくなってしま
って入学できませんよね?

そもそも「ハミルトニアンを目標に教える」って意味がわかりませんね。


> ハミルトニアンという言葉が嫌なら、保存量から教えるという言い方
> でも構いません。そして、
>
>    保存量から、物理運動を完全に導出することができる

そのためには微分をしっかり教えないといけません。しかし高校教育には
全くゆとりがありません。教えるに必要な十分な時間がないため皆消化不良
で終わってしまうんです。

もし、高校の時間がもっとゆとりがあるのならニュートンの運動方程式による
解法以外に解析力学の考え方を高校で教えても構いませんけど、現実的には
不可能でしょうね。

で、解析力学は大学に入ってからきちんとやるんで何も高校生からやる
必然性は何もないってことです。物理の感動を高校生にも味合わせたい
というのなら、まずやるべきは授業時間を増やして時間的なゆとりを持たせる
ことです。

それができないのなら机上の空論でしかありません。

>> あっ、そうそう、以前、中学で量子力学をやっているとか何とかほざいていなかったっけ?
>> あれ?量子力学だったか複数だったか?
>
> 僕の周りでは普通でしたが。ブルーバックス読むぐらいだったら、
> 誰でもやるだろうし。

あれ?学校で教えているとか言ってなかった?
先生が余談で教えることはあるにせよカリキュラムに
あるわけはなく、随分と非常識なこと言う人だと
思って突っ込みを入れたことが過去にあったと
記憶しているんだけど?