"Arano_sei" <arano78@yahoo.co.jp> さん writes:
|このことから、水中の物体の長さが実際
|より短く見えるのは相対性理論の実体験と考えていいのでしょうか?。


たとえば重力レンズなんてのも重力の影響で光の振動数が変わり屈折率が変わっ
て起こるのだから, 光の屈折現象は相対論と同じメカニズムで起こっていると
いえないこともないが...

結局, 物理法則とは何かっていうことですね。

法則が問題にしているのはひとつだけの現象ではありません。

例えば慣性の法則。静止しているものは静止を続ける。これだけじゃ何の意味
もなさない。物体に固定した座標系だと, その座標系で物体は静止状態を続け
る。自明で無意味。大事なのは1群の座標系があって, それらが互いある法則
で移り変わるということ。

1群のという, 無限の要素からなる, あるカテゴリーを切り出せることが法則
の本質だと思います。

だから, 最低限2つの実験事実を取り上げて, それらが相対論の法則で互いに
移り合うことを見た時, 始めて相対論を体験したというのじゃないでしょうか。

                                                        Kiguchi,