In article <d00cuh$pdd$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp> yu0@beige.ocn.ne.jp writes:
>> 「キャンセルが繰り返される」場合と、
>> 「篭に人が乗ったけれども、何階行きのボタンも押さずにじっとしている」場合と、
>> どう違ってくるんだということになりますよね。
>エレベータの状態として動き出さない事においては一緒ですね。
>人間の行動としては妨害かイタズラか無意識かの違いです。
>
>> >受理はしますが行動しません。
>> ということからすると、
>> どちらでも同じ結果になるんですか?
>同じです。

だとすると、結局よくわからないんですよねえ……

In article <cvka2t$l71$1@bluegill.lbm.go.jp> I write:
>>外部(他階)からの呼び出しがキャンセルされている訳ではなくて、
>>内部キャンセルを繰り返している間は外部(他階)から呼び出されても
>>内部の操作が終わるまでリクエストに応えられないのです。
>>したがって、イタズラが終われば呼び出された階に向かいます。
>ん?
>意図してそういう仕様にしたんだとしたら、
>完璧な設計ミスだと思いますが……

という思いは、やはり解消されません。

まず再確認なんですが、
扉が閉じ始める他の条件(経過時間や障害物不存在など)が満たされた状態で
        ・搭乗者を検知している
        ・中からのリクエストが無い
         (キャンセルの結果無くなったという状態を含む)
という条件が満たされれば
「扉が閉じない」んですよね。

それが妥当な動作だとは思えないんですけどねえ……
(他階からのリクエストが無い場合はともかく、有る場合には)

「中からのリクエストが無い」というのは、
イタズラ以外には、どういう状況が考えられるでしょう?
単に「その階に止めておきたい」というのは想定しなくて良いと思います。
開ボタンを押し続けるとか障害物検知装置を悪用するとかという行動の方が
自然でしょうから。

ありそうな状況としては、
「とりあえず乗ったものの、何階へ行くべきか判断がつかず迷っている」
というのが考えられます。
その場合は、とりあえず外からのリクエストに応じて
動くのが得策ではないでしょうか?

他の可能性としては、
「搭乗者ではなくて実は荷物が取り残されていることを検知している」
というのも考えられます。
でも、これは、その階に止めておく理由にはなりません。
持ち主が「取り残されていること」を認識しているのであれば、
「その階に止めておきたい」という行動を取るでしょうから、上述と同様です。
認識していないのであれば、止めておいたら皆に迷惑ですし、
迷惑をかけている本人(=荷物の持ち主)は、
そのことに気付いていないわけだから、迷惑を解消する行動にも結びつきません。
結局、止めておいて嬉しい人は誰一人居ないことになります。

それ以外の状況としては、
搭乗者が意識を失ったとか、突然の怪我でボタンを押せない状態になったとか、
搭乗者が実は幼児でボタンに手が届かないとかいう緊急事態が考えられます。
この場合も、その階に留まっている理由は無いでしょう。
むしろ、リクエストのある階に移動すれば、
そこには利用者が居ることが保証されているわけだから、
緊急対応できる可能性が幾分かは高くなると考えられます。

というふうに考えてみると、
他階からのリクエストを無視してまで
扉を開けて止まっている必要は無いような気がするのです。
もちろん、搭乗者を検知した状態で扉を閉じて“止まっている”のは危険ですが、
他階へ移動するのを抑止する理由は無いように思います。

#搭乗者検知の仕掛けが無い機械なら、中からのリクエストが無ければ、
#外からのリクエストがあるまで、扉が閉じたまま止まってることになります。
#実際、扉が閉じてから行先ボタンを押し忘れていることに気付いて、
#押したら動き出したことがあります。

P.S.
ふと思いついたんですが、
「最後の1つはキャンセルできない」というロジックは有り得ますね。
それでキャンセルが希求される全ての状況に対応できると思いますし、
(唯一の問題は「取り消してから正しい要求を出し直す」ができなくて、
 必ず「正しい要求を出してから間違いを取り消す」になること)
「動かなくするイタズラ」は封じることができます。

                                戸田 孝@滋賀県立琵琶湖博物館
                                 toda@lbm.go.jp