奈良の久保です。

On Fri, 28 Jan 2005 11:25:43 +0000 (UTC)
kono@ie.u-ryukyu.ac.jp (Shinji KONO) wrote:

> In article <ctd18k$hsn$1@news.sannet.ne.jp>, Yoshimichi Kubo <selvid@sannet.ne.jp> writes
> >  別に Linux に限りません。説明書でもオンラインドキュメントでも、
> > 使い方が指定してあるもの一般で同じだと思います。
> 
> そうは思わないです。
> 
>     RedHat で動いて、Vine Linux で動かないのが当然だ
> 
> と考えているなら、少し考え直した方がいいと思うな。まぁ、それは
> 余計なお世話なわけだけど。

 動かないのが当然だ、などと言っていません。
動かないことがあっても当然だ、と考えています。


> > Linux の上で動くアプリケーションは CPU が同じアーキテクチャであれば、
> > バイナリは互換でなければならない、といったようなことが私の知らない
> > どこかで定められているのですか。
> 
> OSの機能の一つとして、バイナリ互換があり、それを損なっている
> のは、OSとして成立してないと思う。

 河野さんの意見は判りましたが、私は前田さんの意見に賛成です。


> >  それくらいは、情報収集を怠らなければ、事前に予想できると思います。
> > 私が河野さんの立場なら、まず 3.0へのアップグレードを言い出した人と
> > それを承認した人を怒りますね。
> 
> もちろん乗り切れると思っているからgoを出しているのであって、
> 実際、ほとんど問題は出てないんです。これも、テスト期間中に十分な
> テストをしなかったつけが廻っているだけで。
> 
> 移行には数カ月かけてます。数々のバイナリのチェックもやってます。
> だけと、特定の最適化をかけたときに出るような部分まではチェックし
> きれてなくて、対処する必要が出ているってことです。

 だからどうだと言いたいのかわかりません。これだけのチェックを
したのだから悪いのは Linux か Synopsys か Vine Linux だと
言うんですか。
チェックに不備があっただけではないですか。責められるべきは
チェックの項目作成者か実施担当者に変わるだけでしょう。

> > そして、それを危惧する人のために、Project Vineは3.0/3.1と並行して
> > 2.6r4 のサポートも継続する、と言っており、パッケージのアップデートも
> > しています。実際、私が仕事で部門サーバ兼デスクトップとして
> > 使っているマシンも家で趣味で使っているマシンも共に 2.6r4 のままです。
> 
> それを情けないと思わないのが Vine Linux なのか?

 Project Vine に対する疑問だと思いますので、本来 Vine Linux の
一ユーザたる答えるべき立場にありません。ですが、敢えて申し上げるならば、
Project Vine は Project Vine のポリシーやユーザの希望などから
自分達の方針を定めているわけで、現在どういう方針でいるか、次のリリースは
どういう形になるか、リリースされたものはどういう構成になっているか、
については十分な情報が提供しています。
Red Hat との互換性についてもその一部です。

 ユーザは、それらから Vine Linux が自分に合っているかどうか、
3.1と 2.6r4 どちらがいいか選んで使えばいいだけの話で、私は情けないとも
思いませんし、非常に満足しています。
Project Vine が押しつけたわけではないのでしょうから、本来、そんなに
ご不満なら最初から使わなければいいだけの話ですし、今からだって
乗り換えれば済む話です。Synopsys にしても、Synopsys を使わなければ
済む話です。どうしてそんなに開きなおれるのか、他者に責任転嫁できるのか
私にはまったく理解できません。Project Vine や Synopsys は河野さんの
部下ですか。

 ですが、その点を河野さんに自覚していただくのは無理のようです。
一方、前田さんが Synopsys のコードがバグを含んでいるわけでもなく、
Vine Linux に落度がないこと、河野さんとその周囲が自分達の責任で
誰も動作を保証していない、Vine Linux と Synopsys のツールの
組合せで、不具合を起こして、それについて文句を言っている、
ということは理解していただいたことから、このスレッドを読まれている
方々にも前田さんと同様の理解をしていただいたと考えます。
責任がどこにあるか、河野さんの書き方がおかしいかおかしくないか、の
議論に私が参加するのは、そろそろ終了にさせていただきたいと思います。
河野さんも、私の意見を覆すことは希望されているわけではないと思いますし。
(もちろん、この質問に回答していない、等の指摘があればお答えしますが。)

 バイナリ互換をどう実現するか、などの技術の話は、私は専門外ですが、
興味のある範囲、議論全体を妨げない範囲で参加させていただきます。

-- 
久保 善道
selvid@sannet.ne.jp