大増税は、単に、財政破綻を延命させるだけである。
その間に国民は疲弊する。
戦争を起こす。
このシナリオのみ存在しうる。
戦争に一縷の望みを託した財政延命策でしかない。

まず、知っておかねばならない事実がある。
短期金利の事実上の上限となる公定歩合は4.0%である。
国債残高2006年度末で542兆円である。
6年度の長期金利は2%である。
この長期金利が1%高くなると、国債の利払いのための費用は2007年度は1兆
6000億円増える。2009年度には4兆円増える。

破滅的である。
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12月18,19日の会合を終えて福井日銀総裁は政策金利の利上げを据え置くと目
されているが、しかし、マーケットの短期金利はそのような見方をしているが
長期金利は利上げを警戒した率である。1月の利上げは意識している。
わが国は、もはや、脱出不可能な域に入っている。
大増税で国民を苦しめても苦しむだけで、来るべき破綻は回避不可能なのであ
る。この事実をみんなで見ないようにしているのである。大本営発表の日本の
政策であり、改憲も教育基本法改正も郵政民営化もすべて、財政破綻を覆い隠
す茶番劇の役目を果たしており、さらに、これら法律は、一か八かの戦争突入
をお膳立てしている。郵政民営化は1500兆円が財政破たん前に外資ハゲタカが
吸い出していくための法律である。わが国の円が紙くずになる前に、そっくり
吸い出されるのである。恐るべき日本破壊工作ではないだろうか。
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わが国に残るのは、宗教に汚染された思考力のない国民とその選挙制度、
強権、ファシスト、秘密警察による国家統制憲法と各種法律、と強制収容所の
氾濫。戦争で打開しようとする悪しき打開策とその実施。
このような悲劇を通り抜けなければわが国の底からの脱出が始まらないのであ
る。
気の遠くなるような悲劇の始まりを前に、日本国民は本当にこれでよいのか、
なすがままにこのようなバカな歴史に身をゆだねるだけのボケでよいのか、死
後の世界を信じて呪文を唱えている宗教にはまっていてよいのか、考えなくて
はならないのではないだろうか。
新聞、テレビは、なぜ国民を眠らせたまま、暴走し、断崖絶壁から海に転落す
るこの日本新幹線を、放置するのか。ブレーキが故障しているこの列車に1億
3000万人が乗っているというのに。