Keizo Matsumuraさんの<40E3A3CC.B74BA1E@nr.titech.ac.jp>から
>> >一貫していないからこそ、一般語でデタラメ裁判と言うのです。

>SASAKI Masato wrote:
>> 仮に
>> 不当利得返還請求訴訟 東京地方裁判所平成15年(ワ)第23971号等
>> と類似の事案で結論が逆の判決が別の地方裁判所で出た場合
>> 一般語ではその両方ともデタラメ裁判というのでしょうか?
>> 一般人はそう言わないように思います。
>
>え〜。片方が正しい判決なら、他方は間違った判決でしょう。ちがうんでしょう
>か?
>矛盾していてかつ両方正しい判決なんてあるのでしょうか?
>
>1審で敗訴、2審で勝訴(確定)の裁判があったなら、1審敗訴判決は、間違っ
>た判決でしょう。
>そう捉えるのが普通と思いますが。1審も正しいのですか?

一つの事象に対して、真実(あるいは正義)は一つしかない、と思ってらっしゃ
るのですか?
複数の人間が関わる事象には、複数の見方が存在して、それはそれぞれの人に
とっての真実だと思います。それをなるべく客観的に判断するのが裁判でしょ
う。
でもそれはあくまで“なるべく”とか“できるだけ”であって、『絶対的な正
義』などどこにもないと思います。

# もし、『絶対的な正義』があるとするなら、
# 一体誰に決める権利があるとおっしゃる?

だから、裁判にも複数の見方があるのは当然で、複数の違った判決が行われる
のをデタラメ、と呼ぶのは適当とは言えないでしょう。
『一般語』と仰っていますが、議論の中で定義がかみ合っていないし、それを
自分に都合のいいように解釈しているだけに思えます。『一般語』という(私
には耳慣れないけど)単語一つとっても人によって意味が違うのです。
数式と同列に扱うのはいかがなものかと思います。

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HARAGUTI Masaya