! "<406b64f4$0$19831$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>" という記事で
!     Thu, 01 Apr 2004 09:41:02 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:

> KGK == Keiji KOSAKAさんの<c4e5cq$1po$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>> どうやら、拾う者にとっては、空き缶のポイ捨てより吸殻のポイ捨ての方が相
>> 当悪いようだ。

> それが真実だとしても、「拾う者にとってどっちが悪いか」なんてのは無関係
> な話だし、

ゴミ問題では、処理のやっかいさってのは重要なファクターですね。

> 「どっちが悪いか」を決めることに意味はないでしょう。

このスレッドが何故発生したのか忘れてしまったんですね。

私が空き缶のポイ捨てより吸殻のポイ捨ての方が相当悪いと考えている人の例
を持ち出したときに、非常識であって考慮するに値しないとwacky氏が断じた
ところから始まったんですよ?


>>> KGK == Keiji KOSAKAさんの<c1po5l$62f$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>>>> 
>>>> 上記のように歩きながらのパターンで、踏んだ直後に煙が出てないようなのは
>>>> 見た覚えがありません。
>>>> あれで、再点火の可能性が全くない程、火が完全に消えてるとは、俄には信じ
>>>> 難いです。

>>> それほど多くの事例に遭遇されているのであれば、
>> 
>> それほど多くはありません。

> それほど多くはないのに「普通、くすぶってる」んですか?

せいぜい二桁しか目撃してませんが、二桁の目撃例のうち、覚えてる限り100%っ
てのは「普通」といっていいんじゃないですか?

>> 私がよく目撃する吸殻は、幸い、他の可燃物が少ない状況であることが多いの
>> で、再点火しにくい条件でしょう。

> アスファルトの道路やタイルの歩道などは普通そうですね。

他のゴミが無ければそうですね。

> <とっても重要>
>>> <重要>
>>> で、その「普通、くすぶってる」ってのは具体的には何%程度なんですか?
>>> </重要>
>> 
>> 私の目撃例から言えることは既に書いてるんですが、見えないようですね。

> 「私の目撃例」から言えることは、とても「くすぶっているのが普通」なんて
> ことはとても言えそうにない。ってことでしょう。

そうですか?
目撃例からも、メカニズムからも普通のことですが。

> </とっても重要>

で、メカニズムについてですが、wacky氏は酸素の遮断が重要なファクターに
なってると思ってるようですが、多分、そうじゃないでしょう。

燃焼は、燃焼物、酸素、高温がそろったときに起こる現象ですが、連鎖反応が
継続するためには、それらが供給され続ける必要があるわけです。
ここで、熱に注目すると、連鎖反応が活発に起こっている「火種」が熱の主要
な供給源になってることが分かります。
通常、煙草の火を消すときは、この火種を物理的に破壊することによって、熱
の主要な供給源を断つという手段を取ります。
これは、灰皿で揉み消す場合も、足で踏む場合も、程度の差こそあれ、質的に
は同じことです。

こうすることで、大域的な連鎖反応は停止することができますが、局所的な連
鎖反応が継続する可能性があります。
煙草の場合だと、葉っぱ一枚分の局所的な燃焼があちこちで起きることは充分
考えられます。火種の主要部分が破壊された瞬間に火がついてる葉っぱは、火
が消える理由がありませんから。
# そういう局所的な燃焼は、酸素の必要量も少ない。

この状態を、通常、「くすぶる」と表現します。

この局所的な燃焼は、状況が変化しない限り、長くは続かないのが普通です。
葉っぱから別の葉っぱに火が移るほどの熱量がなかったり、葉っぱの途中で熱
が足りなくなったりします。

が、完全に消えるより前に状況が変われば、再点火の可能性は充分あります。

> 足で踏んですら消えないと主張するのであれば、指の2,3本と灰皿なんかで
> はとても消えそうにないですね。

はい。

> しかし、実際には、親指と人差し指で挟んで
> 灰皿に押し付けるだけでも火は消えるんですよ。

いいえ。

それで消したつもりになっても、実はくすぶってることが多いってのが、前回
紹介した、http://www.oed-inc.co.jp/fire/example.htm の「たばこ」の部分
の事例2であり、http://www.city.kyoto.jp/shobo/science/science9.html の
最初の実験であるわけですね。

> 靴底で踏み潰すってのは、そ
> れよりもずっと確実かつ強力であると思いませんか?

多少は確率が高いでしょうが、「確実」には程遠いでしょうね。

> 単に「消えてるのが普通で、くすぶっている方が希少な事例だよな
> あ」って言ってるだけ。

その根拠は?

>>>>> 大雑把に言って
>>>>>  吸殻<空き缶<中身の残った空き缶<火のついた吸殻
>>>>> を危険度及び迷惑度についての関係と考えて良いでしょう。
>>>> 
>>>> またもや、毒性については無視ですか。

> で、吸殻と*火のついた*吸殻の危険度及び迷惑度の違いは無視なんですか?

もともとの問題設定に、火がついてるかどうかの設定はなかったでしょ?
だったら、その辺で見かける状況に即して考えるのが普通じゃない?

>> ペット等による吸殻の誤飲、同じくペット等による濡れた吸殻から染み出した
>> 水の誤飲、吸殻から流れ出た成分による水質汚染などなど、いろんなまずいこ
>> とがあるでしょうね。

> その危険度ってのが「犬猫やダンゴムシにとっての」だったとは思いもよりま
> せんでした。

水質汚染は、人にとっても危険ですね。
また、幼児の遊び場に土壌汚染があったりしたら、結構恐いですね。

http://www.ginzaomori.com/detox.htm によると、煙草本体による環境汚染は、
カドミウムや鉛などがあるようです。
# 「タバコ」と「タバコの煙」を分けて書いてるところからすると、「タバコ」
# は煙草本体のことでしょう。

# カドミウムに関しては、http://www.nmt.ne.jp/~yosizaki/kenko.htm にも
# 情報あり。

> そして、常識的な社会人であれば吸殻を口に入れ
> たりする可能性を云々する必要などないのではありませんか?

吸殻自体を口に入れなくても、吸殻から染み出した化学物質は、その周辺を汚
染してると考えるのが普通でしょうね。
-- 
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
KG  KGK (life name: Keiji KOSAKA), Dept. of Phys., Okayama Univ.        K
KG kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp http://film.rlss.okayama-u.ac.jp/~kgk/ K
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK