Re: 出版差止の効力(Re: 週間文春差し止めの正当性)
飯尾です。
<20040324001511cal@nn.iij4u.or.jp>の記事において
cal@nn.iij4u.or.jpさんは書きました。
>> >From:Sen'nin Iio
>> >Date:2004/03/22 16:07:31 JST
>> >Message-ID:<c3n303$2c5t$1@news2.rim.or.jp>
>> >
>> >取引の安全という大前提がありますよね。
>>
>> そこをクリアにする方法はあると思いますよ。
(中略)
>> 後者について回収のさい代金相当分を支払ったとしても
>> それは執行費用に含むと解することは可能ではないか……と。
書店から執行者が問題の雑誌を買い取ったとしたら、
それは一般の商取引であって、強制執行である回収ではなさそうです。
買占めに要した費用を、債権者が出版社に請求できるか、というお話になります。
>> でも反社会性を理由にするなら
>> (中身によるとは言え、
>> 特定個人・集団の利益を侵害しているとは言えなければ一緒)
>> 言論の市場によって決するべきだってえのも説得力あります。
その反社会性が、公序良俗ではなく、公衆衛生の分野であれば、
言論の市場によって決するべきだ、というのは無理があります。
公衆衛生に関する反社会性のある記事、というのが具体的に思いつきませんが ;-)
--
sen_nin@st.rim.or.jp
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