In article <koabe-2AFB02.01191616032004@news01.sakura.ne.jp> ABE Keisuke <koabe@ps.sakura.ne.jp> writes:
>In article <3989533news.pl@insigna.ie.u-ryukyu.ac.jp>,
> kono@ie.u-ryukyu.ac.jp (Shinji KONO) wrote:
>> 日本のビールみたいにジョッキでガブ
>> ガブ飲むような軽いものとは違いますね。ギネス飲める人なら
>> ぜんぜん平気でしょう。
>
>実は、国産メーカーのいわゆる「黒ビール」は、以前、ガブ飲み
>しようとして気持ち悪くなって、それ以来敬遠していました。

「いわゆる「黒ビール」」と言っても色々有るらしくて、大雑把には、
・黒いだけのピルスナー (原料を焦がすらしい)
・英国のスタウト系
・その他
で、「スタウト」と称してない奴の大部分、例えばサッポロの黒生なん
かは、単に黒いだけの様です。で、黒いだけのは、ちょっと甘めですが
ガブ飲みしても私はどうって事無い。
キリンやアサヒでも「スタウト」を少量ながら出しているそうです。こ
れは、ガブ飲みするもんじゃない。ギネスはちょっと違うそうですが、
似た感じがしないでもないですね。

>でも、最近、ひょっとしたら自分でものめるのかもと思い始めて

日本で一番メジャーな種類のビールは、ピルスナーと云うチェコ原産の
ビールのパチモンだそうで、世界的にも多分一番よく見掛ける奴。冷や
してガブガブ飲めるタイプです。
# ベルギーでもシェアでのピルスナー系が多いんだと

元々、ビールってのは、必ずしも冷やして飲む物でもガブガブ飲む物で
も無いらしい。以前何かのテレビ番組 (映画の中だかドキュメンタリの
再現映像だか) で、中世の修道院でビールを飲むシーンを見まして、金
属の浅い皿 (30年位前の学校給食の食器みたいなの) に生ぬるそうな濁
ったビールを少し注いですする様にして飲んでました。ちっとも美味そ
うでない。
ピルスナーってのは大発明だそうで、色が薄く濁ってないのが特徴。当
時一般化し始めた透明ガラスの器に映える由。
最近流行りのベルギーにしろドイツにしろ「地酒」みたいな売り方をし
ている奴は殆どがピルスナーではない様です。逆に、ヨーロッパやアメ
リカの大手メーカーの有名ブランドは殆どがピルスナー。

イギリスやヨーロッパでも、日本みたいにビールを冷やさないそうです。
イギリスのスタウトは勿論、エールなんかは、生ぬるいのが当たり前で、
ベルギービールも、幾つか例外は有りますが、余り冷やすと却って味が
判らないんだそうです。
例えば、トラピストビールは「室温」だとか。
# 日本の「室内」より寒いそうだけど :-)
余り冷やさずに、少しずつ味わって飲むのが良い様です。

>ひとはどうでもいいかも。自分好みなのを飲むために、
>どれが自分に合っているか覚えておかないと。

色々飲んで見て「これだけは嫌」ってのだけ覚えれば他はどれでも良い
かも知れません。少し凝る人だと、「こう云う時はこれ」って選ぶんで
しょうけど、そこ迄はねえ...
私は、嫌いと云う訳ではないんですが、オルヴァルとかカンティヨンの
グースとか飲む時には、「覚悟」をして飲みます。でも時々無性に飲み
たくなるんだよなあ。
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                                椎野正元 (しいの まさよし)