こんにちは、モリです。 

"HISADOME, KENJI" <hisadome@lares.dti.ne.jp> wrote in message news:401CEBDE.3040809@lares.dti.ne.jp...

> このシリーズは昔は角川文庫(その前は桃源社)で出ていて、光文社
> 文庫版は角川文庫に入っていなかった分からスタートしたのです。
> ただ、角川文庫から光文社文庫に移行した分も順番が逆なんですね。
> この辺の理由はよく分かりません。

出版社の意向ってことでしょうかね。 よくわかりませんが。

> それはともかくとして、古本屋でも図書館でも良いから、是非、昔の
> 角川文庫版(あるいは桃源社版)を探してみて下さい。山藤章二氏に
> よるイラストが絶妙なんですよ。

そうなのですか、それはぜひ見てみたいものです。
図書館も古本屋もどちらも探してみます。

> 背景として、松本清張らによる社会派推理小説の流行以降、「名探偵」
> が活躍するタイプの探偵小説は時代遅れであるかのような風潮が有り、
> 都筑氏の『黄色い部屋はいかに改装されたか』はそのような風潮の中
> において書かれたものであるわけです。

新本格の先陣、綾辻行人氏の一作も、この風潮に逆らってでしょうね。

> > この論争は結局どういうふうに落ち着いたのでしょうか。
> 明確な決着が着いたわけではありません。
> 都筑氏も佐野氏も自作でそれぞれの主張に沿った創作を行ったわけで。

それぞれ自分の信じる道を進んだわけなのですね。
よくわかりました、ありがとうございました。<(_ _)>

(私は佐野氏では「密会の宿シリーズ」が好きなんですが、氏にとっては余り
歓迎できないことかもしれませんね)

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メメン党のモリ