Re: 核兵器は伝家の宝刀ではなくなった。
"徳側イエス" <herr.tokugawa@seevetal.de> wrote in message
news:ioNOb.56080$vn.144331@sea-read.news.verio.net...
> おいらはMacさんの<bueh9u$ghirb$1@ID-205905.news.uni-berlin.de>から
> >
> >"MAC屋けんちゃん" <きむあき@けんけん> wrote in message
> >news:4009777a_2@news.premium-news.net...
> >> MAC屋けんちゃんさんの<40097663_1@news.premium-news.net>から
> >> 訂正
> >> >の時代でも、「擬制」という知恵さえ発揮して現実と法の乖離は乗り越えてき
> >> ローマ法の時代でも、・・・
> >
> >
> >でっ、「どう」擬制するのかな?擬制と言っても単にこうすることにするじゃ話
にな
> >らないのではないか?擬制には擬制の<論理>が必要。それを示したまえ。
> >
> >--
> >おいらはMac@Individual.NET
> 擬制してるじゃないの。自衛隊の合憲解釈は。いまさら何を説明するの?
まず、あなたに伝えなければならないことだが、あなたの投稿記事に異論をさしはさ
む場合に全てが全て反対を唱えようとしていると受け取ることが問題ではないか、と
いうことを言っておきたい。基本的には引用してそれに対応している場合はその引用
部分に対する反論と考えていいのではないか?次に、以下の部分はおおむね好感がも
てる。
> 小型核兵器をアメリカは実戦配備する方向で動いているという。
> 抜かずの宝刀は、宝刀を細切れに加工しなおして、抜かれるのである。
> それでもアメリカはテロの危険を防ぐことはできないばかりか
> むしろ民族の敵意、異民族への核の黒い雨、遺伝子異常の突然変異
> 作物への放射能汚染、大気の汚染、水の汚染、魚も汚染。
> 戦争に勝者も敗者もない。殺されるものと殺したものが出て、莫大な利益を上
> げるわずかな人間と、莫大な損害をこうむる人々が出るだけだ。武力による国
> 際紛争の解決というのは幻想どころか、盲想である。
> 人類は、このようなおろかな手段で国際紛争を解決してはならない。
> 地獄の黙示録へすすんでその後で人類がこのことに気づいたのでは、もう手を
> くれだ。
しかしだ、これに付いてだってあなたは核を実際使う場合=最終段階を取り上げて全
ての「段階」を評価し意見を述べておられる。けれども政治はそれほど単純ではな
い。日本国が戦力を保持し、あるいは核を持つことは必ず実際使用する時=戦争や破
壊行為時のみに「意味」があるのではないのである。諸外国との交渉や受動的威嚇あ
るいは逆に下手に威嚇を掛けられないため等々、種々の段階で意味を持ってくる。わ
たくしは今では国民の内面にさえ悪影響をあたえているのではないかと危惧してい
る。
あなたは憲法規定に戦力保持を歌う段階あるいはたとえば核を一発持っていることを
示す段階が即ち実際戦争を仕掛け核攻撃を仕掛けることと同視して意見を述べておら
れる。以上のあなたの好感のもてる意見は我々と同一の視点に立っていると言えるの
であるが、しかし、我々は改憲論者である。このような改憲論者に対して戦争を仕掛
け核を使用した場合の取り返しのつかない弊害だけを語ることの「ずれ」を感じ取る
べきではないか?
さて、簡単に本題に入ろう。「擬制」というテクニカルタームに付いてである。最も
単純に言えば、法文に言わば結論が明記されあるいは解釈によって他を選ぶことので
きない結論がまずある場合に原理や基礎理論からはどうしてもその結論に到達できな
い場合に用いるものである、ということである。言い換えると動かぬ結論と動かぬ基
礎理論があり、ところがその動かぬ結論をどうしてもその動かぬ基礎理論から導き出
すことが不可能な場合初めて「擬制」が語られる。残念ながら憲法九条の我々の解釈
にはその関係はない。あなたは動く結論を動く基礎理論で説明されている。逆立ちを
しているのである。
--
おいらはMac@Individual.NET
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735