小型核兵器をアメリカは実戦配備する方向で動いているという。
抜かずの宝刀は、宝刀を細切れに加工しなおして、抜かれるのである。

それでもアメリカはテロの危険を防ぐことはできないばかりか
むしろ民族の敵意、異民族への核の黒い雨、遺伝子異常の突然変異
作物への放射能汚染、大気の汚染、水の汚染、魚も汚染。

戦争に勝者も敗者もない。殺されるものと殺したものが出て、莫大な利益を上
げるわずかな人間と、莫大な損害をこうむる人々が出るだけだ。武力による国
際紛争の解決というのは幻想どころか、盲想である。
人類は、このようなおろかな手段で国際紛争を解決してはならない。
地獄の黙示録へすすんでその後で人類がこのことに気づいたのでは、もう手を
くれだ。
の時代でも、「擬制」という知恵さえ発揮して現実と法の乖離は乗り越えてき
た。自衛権による戦力の保持論も9条に対する擬制といえるだろう。擬制撤廃
が改憲の理由にはならない。民主党よ、改憲ではなく、宝刀中の宝刀である憲
法13条の実現を実現すべきだ。改憲は、甚大な犠牲の上に実現したわが国の
憲法という宝刀を抜かずに、溶鉱炉に投げ込むに等しい。