DixChange の発表をした野首です。その節はどうもお世話になりました>太田さん

<bqq73t$245$1@news511.nifty.com>の記事において
PXG01715@nifty.ne.jpさんは書きました。

>> > > (3) UI の問題 (2 と切離せないかもしれない)
>> > > (4) UI とアプリケーションの間のプロトコルの問題
>> > > (5) アプリケーションの問題
>> > > 私は (4) の問題、XIM の問題が大きいと思っています。
>> >
>> > (3)や(4)のあたりはIIIMFとかuimとかで改善されるので
>> > はないかと思っていました。その方面はあまり詳しくな
>> > いのですが...。
>> 
>> 私は UI まで全て何かそういう単一のアプリケーションで吸収しなけれ
>> ばならないのか?と疑問に思うのです。
>> (4) さえ規定すれば、後はそれぞれが自由に実装するのが良いので
>> はないか、と。

  uim がカバーする範囲は 3, 4 だけでなくて、単純な mapping 的変換(ハン
グルの入力やピンインなど)といったものであれば、uim の中で閉じた実装が
できるようになっています。t-code や SKK も uim の中で実装しています。

  そういった単純な変換機能も提供した上でなおかつ、API を抽象化して変換
エンジンに依存せずにそれらを利用可能にするものが uim、だと理解しています。

  実は BSD/Linux Day の発表に合わせて、tty ベースで uim を動作させる実
装を作ってみたのですが、だいたい 2日ぐらいの負荷で完成できました。昔似
たことを ONEW でやったときには1週間ちょっとかかったのですが、素性の良
い API の整備は重要なことだと思います。

http://www.daionet.gr.jp/~knok/screen/uim.html

# しかし時間がなくてお披露目するチャンスはありませんでしたが...

  そのあたり、きっと Windows は多分良くできた framework があるんだろう
なあと想像しています。

>> IIIMF はちらっと見ただけなんですが、何故に Java?とだけ感じた記憶
>> があります。あと、internet/intranet で辞書を共有する意義が分かりま
>> せんでした。

  Java なのは Sun で作成されている実装だからじゃないでしょうか ^^;

>> 別の問題ではありますね…。が、レガシーと切り捨ててしまう程に Wnn や
>> Canna というのは駄目なものか?というのが気にかかるのです。

  Wnn や Canna に直接手をいれたり、コードの一部をひっぱってきたり、と
いうことが容易なのかどうか、というところが問題なのではないでしょうか。
その辺り自分はよく知らないのですが、少なくとも田畑さんはコードの再利用
よりも一から実装しなおす方を選んだようなので、なにかしらの扱いにくさは
きっとあるんじゃないかなあ、と想像しています。
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野首 貴嗣
E-mail: knok@daionet.gr.jp
        knok@namazu.org / knok@debian.org
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野首 貴嗣
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