In article <bipofa$fdk$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>, KGK == Keiji KOSAKA wrote:
>>  従って、メタな議論をしようとしたのだとしても、空論を弄びたいの
>> でないならば、その具体的な事例は文脈における事例しか選択肢は無い
>> のです。
>
>これは頷けません。
>というより、メタな議論をするのに一つの事例だけを見てするのは危険ですら
>あります。
>複数の事例を念頭に置いとかないと、特定の事例特有の話になりがちで、それ
>はメタな議論の意味がない。

 前提が違うでしょう。「一つの事例だけ」に限定した話を私はして
いません。私がこの箇所で言いたいことは「事例ゼロでは意味が無い」
ということですから。多々益々弁ず。

# 事例が増え過ぎればそれはそれで問題がありますが、それはまた別
# の話。

>特定の事例に絞ってケーススタディでもしたいのだったら、グループを移動し
>た時点で簡単なサマリーをつけとくとスマートでしょうね。

 上記の理由から、これもちょっと方向が違う話でしょう。

>>  ちなみに、論点明示というパーシャルな話ではなくして、そもそも議論
>> が下手というか「議論とは何をすることなのか」を知らない人がけっこう
>> いるということを最近感じます。
>
>議論以前の話として、自分が何を言いたいかを整理したり、自分の言いたいこ
>とを過不足なく表現するのが下手な人が多いんじゃないかな。
># 下手というより、そういう努力をしようという発想すらないかも。

 私が見るに、たいていの馬鹿は発想が無い方だと思います。

# で、自分がきちんと表現できていると思い込んで省みることが無
# いので、フィードバックもかからない。だから馬鹿が馬鹿であり
# 続ける、というメカニズムだと思います。

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頼光 mailto:raikou@mug.biglobe.ne.jp
関心・専門分野:
 宗教学、歴史学、社会学、情報工学