! "<3eeb3e95$1$252$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>" という記事で
!     Sun, 15 Jun 2003 00:27:15 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:

> KGK == Keiji KOSAKAさんの<bcem4m$74k$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から

>> 実際は、迷惑度が大きい程、「許容されてるってことに甘えちゃダメ」ってこ
>> とになるわけで、「今はショーガナイにしても、そのうち何とかしなきゃな」っ
>> て話になります。

> 現状は「許容されている」けど、将来的には「許容されない」かもしれな
> い。ってのは不思議でも何でもないことです。

将来的に「許容されない」にならなくても、大きな迷惑を低減する努力をする
のは当たり前の話。

>> それを「やってよい」の一言で済ませるのはいかがなものか。

> 「一言で済ませる・済ませない」で何を言いたいのか不明。

「やってよい」というのが一人歩きするのは危険だって話。
# wacky氏のように言葉を省略しすぎる人にとってはなおさら。

>>>>> 2.「問題の解析」結果が「行動の指針」となる
>>>> 
>>>> このプロセスが自動的なものだと思ってるのなら愚かです。
>> 
>>> ならないとすれば、それは解析不足を示しているのでしょう。
>> 
>> いいえ。
>> 「行動の指針」を作るのは「問題の解析」の役目ではありません。

> そりゃそうだよ。
> 最初から「問題の解析」*結果*って言ってんじゃん。

役目ではないものが自動的にできないのを「不足」というのは間違いです。

で、「問題の解析」の結果から「行動の指針」を作るために絶対に必要なのが、
「評価の基準」です。
現状の各現象に対して「よい/悪い」、「正当/不当」などの判断をくだし、
「あるべき姿」というのがどういうものかを判断するというプロセスです。
それは、客観的であることがきわめて難しいプロセスであり、そんなものを
「問題の解析」と混ぜてしまったら、解析の客観性を減少させるのがおちです。

>> 今、解析してるのは、行為が許容されるかどうかだから、矢印の右側が解析結
>> 果そのものです。

> ああ、なるほど。分かりました。^_^;
> おそらく問題は「迷惑を蒙る側の視点からしか見ていない」為に「他者の立場
> を慮ることができない」ことでしょう。

許容要素なんてのは「迷惑を被る側が迷惑をかける側の立場を慮った結果」で
しょうに。

> ここで言ってる「矢印の右側が解析結果そのもの」ってのはつまり「迷惑を掛
> けられる側がその行為を許容する」ってことですよね?

最初からそういってます。
つまり、「問題解析」の段階ってのは「現状把握」なんです。

> 私の意図する「矢印の右側」は「迷惑をかける側がその行為が許容されるもの
> と判断する」ってことです。でないと「行動の指針」にならないでしょ。

だから、最初から「問題解析」と「行動の指針の作成」は別の段階だと言って
ます。

> 行為者が「その行為が許容されると判断する」ことと「その行為をやって良い
> と判断する」ことは同じです。何の違いもありません。

前者の判断が間違ったときのリスクを考えると、何も考えずに後者に直結させ
るのは危険です。
-- 
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
KG  KGK (life name: Keiji KOSAKA), Dept. of Phys., Okayama Univ.        K
KG kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp http://film.rlss.okayama-u.ac.jp/~kgk/ K
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK