新城@筑波大学情報です。こんにちは。

In article <4cd0e3be$0$26399$bb4e3ad8@newscene.com>
        "NARUMI, Hidetoshi" <berry@ff.iij4u.or.jp> writes:
> > ただ、「シリアライズ」というと、狭い意味では、通信の用語で、
> > 木構造でもグラフ構造でもポインタぐちゃぐちゃのデータ構造を、
> > ネットワークでコピーするのに適した形に一直線に並べるという意
> > 味です。
> 
> 使ったことはありませんが紙テープのイメージです。
> DNA/RNAの模式図をみると紙テープのように感じるのです。
> RNAとリボゾームの関係は紙テープとNC工作機械の関係に
> 似ていると思われませんか?

たしかに、「一種類」メディアを「1つ」だけ使って情報を蓄えた
り通信したりする時には、直線にしますね。DNA をコピーする時に
も、複数同時にコピーしてますし、紙テープも、複数同時に使って
もいいし、紙テープとフロッピと Blu-ray と同時に3種類のメディ
アを使ってもいいとすると、直線にはしないでも良いです。

> > 動作を真似する時に、別にデータを一直線に並べる必要は
> > ありません。
> 情報の伝達には必ず時間軸が絡んでくるのでおのずと
> データは時系列に並ぶような気がするのですが。

複数の通信路で同時に送るということもできるので、通信する時に
は並べる必要はありません。耳にしても目にしても左右ありますし。
触覚に至っては全身使います。

受け取った情報も、脳の中で時間順に並べたりはしてないのでしょ
う。なんとなくそういう感覚はありますが、実際には脳細胞は並列
に動作しています。今のコンピュータのプログラムは、逐次的なも
のも多いのですが、ロボットのプログラムだと普通は複数の CPU 
で複数のプログラムが動いていて、かつ、それらはいちいち同期は
しないで動いている部分も多い。

> > プログラミングと真似の違いは、何なんだろうね。
> この文脈での「プログラミング」とはあらかじめ組み込まれた
> 変更できない仕組み・データのことではないでしょうか。

> 一方、「真似」は学習の一種で上達が期待できるものだと思います。
> (-_-; もちろん上達しないこともある。多々経験)

人間は教えられていないこともできますね。真似以上のことができる。
人間も練習しても上達の限界があるとい意味では、同じですね。

うちの若いものに、何か言いつけようとすると、「やったことがな
いからできません」と言ったりするんだよね。それは人間として、
特に学校では言って欲しくない。(若い仕事場の同僚も学生みたい
な事を言うのも、何とかして欲しい。)

\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 電子・情報       \\