solsys <solsys@bu.iij4u.or.jp> wrote in message news:<cldrs6$2ieu$1@nntp.tiki.ne.jp>...
> M_SHIRAISHI wrote:
> > 数学上の理論なら、無矛盾でありさえすれば、一応、それで「合格」
> > だろうけど、物理学上の理論となると、無矛盾なだけでは、到底、
> > 「合格」とは言えないでしょう ---- 物理的実在を正しく捉えた
> > 理論でなくては。 ヽ(^。^)ノ
> 
> 「物理的実在を正しく捉える」とは具体的にどのような
> ことでしょう? 正しく捉えているかどうかの判断は
> どのようにするのでしょう?


実験事実/観測事実と整合しているか否かで判断します --- 言うまで
も無いことだけど。 ヽ(^。^)ノ

# 引力が距離の4乗に反比例するような、論理的に無矛盾な“重力理論”
も構築できるけれども、現実の実験事実/観測事実に整合しない(=
現実と矛盾する)ので、物理理論としては「失格」!


> > ニュートン力学は、ミクロの物理的実在には殆んど通用しないし、
> > 超マクロの世界にも、これまた、殆んど通用しない。
> > ただ、ミクロと超マクロとの中間の世界に、実用的な精度で通用
> > する≪近似理論≫であるに過ぎない。
> 
> 当然ですね。理論の適用範囲をきちんと理解している限り、
> 近似理論でも「正しい理論」です。


「近似理論」とは、「正しい理論」に対しての“近似理論”なのだ
から、当然、精確な理論ではない ---- つまり、正確に言えばw、
「間違った理論」ということになります。

> 
> > 19世紀の中頃までは、ニュートン力学にこの様な「運命」が
> > 待っていようなどとは、誰一人として思わなかったことだろう
> > けれど。
> > 
> > 今をときめく相対性理論にも、同じ様な「運命」が待っているの
> > かも知れない。
> 
> これも当然ですね。相対論が「単なる近似理論」に過ぎなくなる
> 日が10年後か100年後か1000年後かは知りませんが、普通の研究者
> ばかりでなく、普通に大学あたりで理系的な教育を受けていれば
> 「全ての理論は将来近似理論になる運命が待っている(可能性が
> ある)」というのはごく常識的な考え方でしょう。相対論だけ例外
> にしてしまう方がおかしいのでは。


いいや、「相対論が最終的な(正しい)理論である」可能性も皆無
ではありません。