青龍 <shou77@hotmail.com> writes:

>  そういう潔癖性を持たないと、中国のチベット侵略を非難できる道義的
> 基礎が失われると私は思います。お互いに過去に傷持つ大国が過去及
> び現在の侵略をなあなあで済まそうとすれば、チベットやチェチェンの悲
> 劇が繰り返されるだけであり、将来の日本が同様の運命をたどらないと
> はいえません。

僕は逆に、「道義が理由で文句を言えない」と言う人は、本気でチベットや
チェチェンを救う気はなくて、それに託つけているだけだと感じています。

>  NISHIZAWAさんが、中国が現在やっていることを理由にしているから
> です。
>  私と同様の立場ならば、謝罪を繰り返さない理由に、中国の現在の侵
> 略を持ってくる必要はありません。あくまで、一度謝罪の立場を明確にし
> たことが理由となるはずだからです。

ああ、それならば、同感です。どっちかというとそれは言わずもがなと思っ
ていたので、「況してや」の方の話を主にしてしまいました。

>  NISHIZAWAさんの主張によれば、過去の侵略に対する日本の態度に
> は変更はないわけですよね。そして、NISHIZAWAさんは私の上記の見
> 解に原則異論はないとおっしゃっています。そうすると、現在日本が求め
> られることは、過去の侵略を否定したり正当化したりしないこと、というこ
> とになりますが、

それが殊更「求められる」ようなこととも思えませんが…。

> 過去の侵略についての態度を変えずに、現在の中国と
> の関係でこれらの態度を変更するというのは論理的には考えにくいです。

そうでしょうか?
単に「それはそれ、これはこれ」で対応するようになればいいだけだと思い
ますけれど。