mac-inです

Takuさんは<050806143934.M0101127@myhost.softhome.net>に
お書きになりました。

> 海軍の育成は数十年の歳月がかかると思われ,艦隊決戦を基本に
> 増強された海軍でいきなり航空兵力を中心に戦えと言われても
> 戦術研究,装備が間に合わなかったのではないでしょうか。

戦術研究,装備が間に合わなかったという面もあったでしょうが、
それはどの国も同じでしょう。
実際には、日本海軍はいきなり航空兵力を中心に戦っていて、
世界の最先端であった考えます。

アメリカは開戦から2年を経たころから、インデペンデンス級空母、
その翌年からはエセックス級を数十隻就航させ、搭載航空機や搭乗員
まで揃えたわけですが、日本は損失分の補給さえままならなかった。
日本は短期決戦型ですが、艦隊決戦志向とは言えないと思います。

> 日米の戦艦の航続距離を比較すると
> アリゾナ 13,600海里
> 伊勢   7,870海里
> で,航続距離を犠牲にして兵装をした結果です。
> 最新鋭艦の長門で
> 長門  10,600海里(19,631km)
> です。
> 日本近海での艦隊決戦を想定した性能しか持っていません。

艦船の航続距離だけから、日本近海を想定とは言えないでしょう。
日本本土から出撃すると決まっている訳ではありませんから。
実際、海軍はトラック島も拠点としていたわけです。

艦船の場合には、洋上補給という手もありますし。
 #できれば避けたいでしょうが、真珠湾攻撃の際にも、
 #何度も洋上補給は実施されています。

アメリカの場合には、対ヨーロッパでは大西洋を、対アジアでは太平
洋を越えなければなりませんから、航続距離が重視されたのでしょう。

欧州の艦艇も、アメリカ艦ほどには足は長くありませんね。
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mac-in@横浜