Sun, 20 Mar 2005 11:52:55 +0900,
in the message, <423CE587.EA20D020@ht.sakura.ne.jp>,
IIJIMA Hiromitsu <delmonta@ht.sakura.ne.jp> wrote
>> で、国の公務員の給与に対する政策として「他の公務員と同様にすべての裁判
>> 官を一律に相当範囲で減額する」のは果たして違憲なのかという議論はあった
>> はず。
>
>これは最高裁が最近、「合憲」という判断を出してしまいましたね。

そんな判例はまずないと思ったら、裁判官会議の結論のようですな。

# まあ新規任官分から下げていくのでも別にいいとは思うんだよね。
 どうせ「全公務員に占める裁判官の割合などたかが知れている」し、全体と
 して見て単純計算で5年間猶予したのと同じにしかならないし。
 削れるところは他にもっとあるだろ?って。
 民間企業なんか特にそうなんだけど、一番手をつけやすいのか、直ぐ人件費
 削減(パートタイム労働者のように文句を言えないところを特に。)に走る
 んだが、実は人件費の削減は労働の質との関係で諸刃の剣。
 特にサービス業においては、労働の質の低下が客離れを招いて致命傷になる
 可能性が低くない。
 でも解っていない経営者の多いこと。

>国家公安委員会の委員と比べるとどうなるんだろう……あれも会合は週1回だと
>聞いているし。

まあ定期的に会合を開くだけで済むならいいんですが、建前論としては、定期
的な会合のみならずの部分があるはずなので。
そうでなければ設置の必要自体がそれほどない。
人権委員会は公取委のように直接活動する機会が多いことになるだろうけど公
安委員会は直接何かするわけではなくて無いなら無いでも警察は機能するから
ね。
あくまで監督機関なので仮に警察がきちんと自律しているお蔭で仕事がないな
らそれはそれでいいのだ
(実際のところ、警察が自律しているかどうかとは別問題に、仕事があるかな
 いかとは別問題に、まともに機能するのかは問題であるが。:-P)。

# まあ人権委員会が暇というのはいいことですが。
 暇だと言うと直ぐ悪口を言う人がいるけど、警察的な組織は暇なほうが本当
 はいいんだぞ。
 ただ、不善をなす虞ありというのが問題ではありますが。
 会社もそうなんだけど、仕事をしていないと言われるのが嫌で本社のスタッ
 フ部門の人間が余計なことをして営業現場とかが迷惑を蒙るというのはよく
 ある話。
 余計なことをするくらいなら何もしない方がありがたいのだが、生憎、「仕
 事をしているという言訳」のためだけに余計なことを「しなければならな
 い」のが日本の会社(のみならず凡そあらゆる)組織。
 以下、スタッフ部門の人に送る言葉。
 「企画の歩留りは3%以下」。
 「『いいアイデア』は大概、10年前に誰かがやって失敗している」。
 ……もっとも、「営業現場とかでやっていることも言訳であることがままあ
 る」のだけどね。
 一応「他の部署に直ちに迷惑が掛るわけではない」だけで
 (掛る部署もある。って言うか経験あり。(^^;)。
 何も手を打たないで業績が伸びないと上司に絞られるけど、「これだけのこ
 とをしたけど駄目でした」なら「一応、努力はしている(ように見え
 る)」から同じ絞られるでも多少印象が違う。
 いや、ほとんどの場合「見える」だけなんだけどね。
 本気で何とかしようとして色々手を尽くしてという人も中にはいるけど、そ
 ういう人は大概「多少なりとも結果も出している」のであって、そうでない
 多くは、お座成りなことをしているだけ
 (で、それを商品のせいとか消費者のせいとかにしているわけで、そういう
  のを負け犬って言うわけだ。)。

-- 
SUZUKI Wataru
mailto:szk_wataru_2003@yahoo.co.jp