KGK == Keiji KOSAKAさんの<brevmj$nba$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>>>>> 動機なんてものは客観的には見えないものです。
>
>> 「目的」だってそうじゃん。^_^;

>私が「目的」というときには、そういった、客観的に推測可能なものを指して
>ます。

「動機」だってそうじゃん。
#見えないけど推測可能。

>一方、「動機」などというものは、ある程度の類推はできますが、ほとんどの
>場合、まともな推測はできません。

なんだそりゃ?


>>> そういう事実から分かるのは、その人物が放火と消火の両方を行なったという
>>> ことだけですね。

>> そう、「動機」や「目的」ってのは直接目には見えませんが、目に見える客観
>> 的事実から推測可能なものです。
>
>候補を挙げることはできますが、そのなかから絞り込むのは、普通は無理です。

*何処まで*絞り込めるかに付いては不明ですが、普通は「悪意の存在」が分か
れば充分でしょう。


>通常、行為の評価は善意の有無で決めるのではなく、実際に行なった行為がど
>のようなものであるかで決めます。

そうね。^^;
で、通常は同一人物が同一家屋に対して行った「放火」と「消火」を無理矢理
切り離して評価し、なおかつ全体的な評価を認めない。なんてことはありえま
せん。


>>> # 「動機」ってのは「実行を決意した理由」という程度の意味でいいよね?
>
>> http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%93%AE%8B@&kind=ej&mode=1&jn.x=37&jn.y=9
>> 【動機】 
>> (1)人が行動を起こしたり、決意したりする時の直接の(心理的な)原因・
>> きっかけまたは目的。
>> http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%93%AE%8B@&kind=ej&mode=1&jn.x=37&jn.y=9
>
>だから、「実行を決意した理由」でいいよね?

いいですよ。
だから、見ている方向が異なるだけで「行為を行う理由→目的」と同一である
と言ってるでしょ。

>> つまり、行為から逆に辿った時の目的を「動機」と称するわけで、
>
>なんで?
>「原因・きっかけまたは目的」の中で、特に目的だけを重要視するような文に
>は見えないけど。

*だけ*じゃないけど、現在の議論の中では無関係ですね。


>> たとえば、
>> 1.良い目的に基いて行為を行い良い結果をもたらした→正
>> 2.悪い目的に基いて行為を行い悪い結果をもたらした→負
>> とするなら
>> 3.良い目的に基いて行為を行い悪い結果をもたらした→正
>> 4.悪い目的に基いて行為を行い良い結果をもたらした→負
>> でしょう。
>
>これは、「目的によって」って話ですね。
>私が聞いてるのは「動機によって」の話です。

ある目的をもって行為を行った時、(主に他者が)行為から推察した目的を一般
的に「行為を行った動機」と称するようです。従って、推察の正誤を問題とし
ないのであれば目的と動機は全く同一のものであり、見ている方向が異なるに
過ぎません。
#もう一つの違いは、目的は行為無しで存在可能だが動機は行為と切り離すこ
#とができない。ってこと。



<余談>

># 「太陽が黄色かったから」は動機じゃないと。

そりゃ、ムルソー氏がそのように述べたということにしか過ぎず、それと殺人
を結び付ける常識的あるいは論理的なラインは存在しません。

</余談>

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wacky