Re: For keeping away from militarism in Japan
Jun Shirakura wrote:
> 集団的自衛権が国家に保障された権利であるという説をぼくは否定します。各国
> が軍事同盟に基づく集団的自衛権を行使することにより、世界はまず軍事力の多
> 極化にむかうと思います。そして、お互いの利益を確保するために同盟を結び直
> すことにより、結局は軍事力の二極化にいたると思います。過去にあった冷戦構
> 造の世界に逆戻りするだけです。国際的協調の無い集団的自衛権の行使の未来に
> あるものは、おそらく、世界大戦です。第二次大戦以前の状況に戻ろうというの
> でしょうか?
集団的自衛権の行使が、必ずしも二極化の方向に向かうと
限らないかと思います。現在の世界では、冷戦時の二極化構
造とは異なり、超大国は米国一国のみであり、同盟関係は日
米、米英、並びにNATOに代表される米国を中心としたも
のと、それぞれの地域大国による対立関係とに大分されるか
らです。覇権国米国を取り巻くように同盟関係が存在し、イ
ンドや中国、ロシアなどの大国が存在し、これらの国々は米
国中心の同盟関係ほどの利害の一致もなく、強固な関係を築
く事が出来ないのです。
集団的自衛権の行使が大規模な地域紛争に向かう可能性は
否定できませんが、現状では覇権国の米国のみが、積極的な
軍事力の行使を行っています。同盟関係もEUという地域的
な力が今回の米国のイラク政策に足枷をはめた様に、必ずし
も一枚岩ではありません。また地域紛争(民族的対立または
政治的対立)が、大規模な地域紛争に発展する事はあっても、
それが二国間の世界大戦に発展する可能性は低いかと思います。
当然、米国の今後の外交政策が変化した場合はこの限りでは
ありませんが。
> 国際連合は世界の政治権力の分散と協調のための外交機構として必要なものであ
> ると考えています。国際連合は軍事力の使用をできるだけ避けるための制御機構
> です。その機能を改善することは今の段階でも可能なはずです。世界政府を樹立
> して権力を一極集中させてしまうという考え方はもはや時代遅れです。権力を複
> 数に分散させることにより、一つの権力の失政が起こす被害を最小限にとどめる
> ことができます。安全性が高まるのです。現時点で必要なのは国際的協調を拒否
> しようとしている組織への対応をどうすればよいかという議論だと思います。実
> 行力を国際連合に持たせるにはどうすればよいかという議論も必要だと思います。
> 各国が集団的自衛権を行使しなくてもよいように国際連合を改革していくことが
> 必要なのだと思います。
国連に限らず、国際連盟でもそうでしたが、この様な国
際組織の主要な成立要因は、拮抗する先進(列強)各国の利
害調整の場合が殆どです。資金と軍事力を持つ国家が、政
治的独立性を維持しつつ、また如何に戦争を避けつつ国益
を追求できる場を提供するのがその目的なのです。
安全保障に限って言えば、上述した様に国際連合の機能
不全は否定できません。国連はその査察団を拒否したイラ
ク前政権に対し全く無力であったし、武力行使を主張する
米国の元で、安保理各国は最後まで同意する事が出来ませ
んでした。結局、大国間の利害を乗り越え、国連そのもの
が組織として大国間の問題解決する事は不可能なのです。
それでは。
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