Koichi Tazakiさんの<wkn0f1tcoj.fsf@ntlworld.com>から
>たざきと申します.少しは下調べしましょうよ
>
>Hiyama_J さんは Sun, 27 Jul 2003 01:33:10 +0900 頃に
>Message-ID: <3f22ad47$1_2@127.0.0.1> で書きました:
>>` > そして、もう1つ異常なことがあります。国民金融資産
>>` > 総額が1400兆円もあることです。
>Hiyama_J> 国民の?
>Hiyama_J> じゃないでしょう。
>Hiyama_J> 日本庶民はそんな金もってないですよ。
>Hiyama_J> 機関投資家の金でしょう。
>ちがいます.日本の個人金融資産(家計部門の金融資産残高)のことです.
>保険会社などの機関投資家は金融部門の一部 or 海外部門になります.
>詳しくは http://www.boj.or.jp/stat/exp/faqsj.htm#1-04 を見て下さい.
>
>ついでに言えば,1400兆円は単純にプラス資産だけを足していったものなので,
>住宅ローンみたいな負債が引かれていません.また,年金・保険みたいに
>すぐには使えないお金が組み込まれています.だから,
>Naoya Kinjoさんの<3f1f1519.8202%mgpot@hotmail.com> での
>考察はマズイと思います.
>
>現金+貯金: 750兆円
>株などの証券: 210兆円
>保険や年金: 400兆円
>その他: 50兆円
>借金: 330兆円
>だから,使えるお金(貯金+現金+株 - 借金) で考えると,630兆円くらいですね.
>一世帯あたり平均 1400万円くらいです.メジアン値は知らない.
>-- 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この数字に何の意味があるのでしょうか。随分と、自己満足なところでとどめ
ておられるように思います。
そこまで数字数字とおっしゃるならお聞きしますが、
1.この統計の、部門:家計の定義をまず、皆様に分かるように再掲します。
--------------------------------------------------------
【部門の定義・範囲】
1.金融機関
1−1.中央銀行
1−2.預金取扱機関
1−3.保険・年金基金
1−4.その他金融仲介機関
1−5.非仲介型金融機関
2.非金融法人企業
3.一般政府
4.家計
・消費・生産活動を行う小集団であり、雇用主、被用者、個人企業(法人形態
を採らないで事業を行う個人事業主(農林漁業従事者を含む))、財産・移転
所得の受給者等が含まれ手いる。なお、基礎データから、「民間金融機関貸
出」のうち「企業・政府等向け(負債)」や「企業間・貿易信用(負債)」な
ど、一部を除いて家計の資産・負債から事業性のものを分離することは不可能
である。
5.対家計民間非営利団体
6.海外
7.国内非金融部門
8.年金計
------------------------------------------------------------------
【私見】ということは、たとえば制度融資や、当座の取引でなければ、民間
金融機関で管理する資産においては、事業性のもの(運転資金)を含んでいる
ということでしょう。これらまで、負債に計上されて、つまり、事業性資金の
借金まで資産に計上されているということ。借金が資産という、トリックがこ
こにはあり、かつ、それが事業性借金でも、家計の資産というのだからジョー
クでしょう。

<質問1.>
田崎さんはこのような事業性の借金という資産が、上記部門家計においていく
らだと検証されたのですか?
もし、その数字がわからないなら、このような不確実な数字を良しとしていら
れる根拠はなんですか?

>一世帯あたり平均 1400万円くらいです.メジアン値は知らない.
>-- 

一世帯とはなんら乖離した数字ですね。家計という言葉にだまされているわけ
す。つまり、このような、日常言語を、このような数字に適用して、さも、日
本の一世帯の平均であるなどという、実にこっけいな結論を出していると思い
ますね。庶民は、このような一世帯あたりの数字は単なるお上の定義した都合
のよい数字だと庶民感覚で直感しています。しかし、田崎さんのような利口な
んとかは逆に箸にも棒にもかからないこんな数字に自己満足している。そこが
ジョークなんだと思いますね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【資金循環統計の基本的な考え方】
部門:経済主体
金融商品:金融資産・負債
取引項目:金融商品
1.経済機能・実態を重視した部門の分類
(1)経済主体の擬制と「勘定分離」
・経済主体を単位として資金循環統計を取る。
※制度単位:以下の実態を持つもの
自らの意思決定に基づき経済活動・取引をする
自らの権利・義務として資産・負債を保有する(バランスシートを持つ)
※勘定分離:【例】適格定職金は企業の雇用者のために設定される外部拠出型年金で企業のとは別管理。
よって部門内に別部門設定。
※勘定の統合<連結>【例】適格退職金の場合、信託銀行は管理者、真の運用者(=投資主体)、
この場合は、管理者のバランスシートに保有されている金融資産・負債であっても、投資主体のそれとして計上。

<質問2.>

>現金+貯金: 750兆円
>株などの証券: 210兆円
>保険や年金: 400兆円
>その他: 50兆円
>借金: 330兆円
>だから,使えるお金(貯金+現金+株 - 借金) で考えると,630兆円くらいですね.
>一世帯あたり平均 1400万円くらいです.メジアン値は知らない.
このような数字に何の意味があるというのでしょうね。
ここで言ってる株券等を、これではまるで、一世帯あたりの所有とでも言って
るかのようですね。田崎さんは、これらの株というのは、家計という経済主体
が現実に所有しているという意味で理解されてるように思いますが、
【資金循環統計の基本的な考え方】によれば、年金等の運用先が最終的に証券
会社の管理によって株として持たれたときに、単に株として集計しただけで、
この株を現金にして投資主体である部門;家計に変換するという原則からみれ
ばなんら意味のない「株などの証券: 210兆円」であることを理解されてない
ようですね。もし、理解されているのであれば、このようなどうでもよい数字
に意気揚々としているその感覚が、まるで日本庶民とはかけ離れている。数字
数字といってやっていることといえば、この程度のジョークです。
繰り返しますが、
田崎さんは投資主体に株や証券が還元されてなお、国民が株式として上記数字
に該当する株式や証券を保有していると思っておいでなのでしょうか。

3.まず、年金、保険などは、責任準備金を計上していますね。何十年先のも
らう分まであるわけではない。運用していかなければ、不足するが、かといっ
て現在の各家庭の家計の資産ではなく、すでになくなった多くの方々の残した
準備金の運用益等、つまり、費差、死差、利差といったものを保険会社が浮か
せて累積したものがここには多大に含まれている。それは国民の資産とは看板
のみで実態は保険会社のある種の資産であり、投資主体に還元するといっても
ひものついてない投資主体なわけです。当然現実の庶民は預けた記憶もない金
額であり、運用で大損しようが大もうけしようが手の届かない世界の数字のマ
ジック。このような数字が、庶民の、しかも家計という名前を借りて統計地を
出していることに対して、なんら、庶民感覚と乖離した意識をお持ちでないよ
うですが、このような、中に浮いたお金を、家計に計上している統計値にたい
して、どのような感覚をお持ちなのですか?

4.上記3.に関連して、国民所得層別に、上記、田崎さんが述べられている
ような平均数字を再分配するなら、各国民の所得層別に、いかなる平均値が出
るといわれるのですか。数字といわれるならそこまで出さないことには庶民は
納得しませんね。もし、そのような数字をお持ちなら、御提示いただきたい。
ないなら、それで満足なさってこのような数字を並べて自己満足されてる感覚
はやはり尋常ではなく、その感覚そのものがジョークでしょう。

>たざき

-- 
Hiyama_J mailto:static_2003@writeme.com


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