cocoaです。

Masao Sekiさん wrote:

> > > Timesなどの高級と呼ばれる雑誌では、BW(Black & Wite)のページでも
> >  > 深みを出す為にわざわざKでなく、CMYでの印刷を指定していると云う
> >  > 記事を読んだ事があります。
> >
> > それは知りませんでした。
> > ということは、今もKは使ってないって事ですか?
> 
> CMY(K)の多重印刷で得られる質感を、Kの単色刷りで再現することは
> グラビアを使おうが、FMスクリーンを使おうが無理でしょうから、今も同
> じだと思います。
> 勿論、紳士服など高級イメージを大切にしたい、広告ページなどでの
> 話です。

そもそもそのアドスペイスは4Cカラー仕様であり、デザイ
ン意図(質感を出したいとか)として CMY で黒を表現する
方法をとっているだけなんじゃ?

本題の「key」に関して。

4Cプロセス印刷の場合、カラー画像は色分解する訳ですが、
その際、単純に分解すると画像の真っ黒な部分は各色ベタ
換算で合計400%のインキ量になります。これだと他の色と
の仕上がりが不均衡になるし、またインキそれぞれに粘度
が違うので色を重ねる際に先に刷ったものを剥がしてしま
う事や、乾きがよくないので裏付きトラブルを起こしたり
(昔のインキは特に)と生産性/品質もよくない、コスト的
にも不経済になってしまうので、色分解時に下色除去(UCR:
Under Color Removal)をして真っ黒な部分を表現する方法
を行います。これにより 3色(CMY)の重なりで無彩色になる
部分をBlackに置き換えることにより、黒インキが表現でき
る色濃度は他の色(CMY)を減らす事ができます。またCMYの3
色だけでは不足しがちな中間部からシャドウ部にかけての
コントラストが増すので暗部の再現性は向上させ暗部のグ
レーバランスも取りやすくする役割もあります。

この4Cプロセス印刷において下色除去をする際の手がかり
/調子をつかさどるのがBlackインキになる訳です。
そこから「key color」がきているんだと思ってました。

# Graphic Design の仕事をしていながら、「思っていた」
# 程度の回答が情けないところですけど。(;^^)


 ゝ.)
  (  〜/                       cocoa
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mailto:cocoa@ops.dti.ne.jp  ゞ)>巛